日常生活のワンシーン

誰も教えてくれない会社を辞めて無職になる時の注意点!必要なお金は?

会社を退職するときの注意点もう会社なんか辞めてしまいたい!自分の心の声に従ってやりたいことをやりたい!
その気持ちはよくわかります。
実際私も会社をやめて無職(フリーランス)になった時期があります。
会社に勤めていた時とは別の苦労はありますが、ただ流されるよりも自分で選んだ道の方が気持ちも晴れやかになるでしょう。

ですが、無職経験者としてこれからやめようとしている人には注意しておいてほしいポイントもあります。辞めた後の生活はある程度シミュレーションしているかもしれませんが、想像以上のことも起きます。

今回は会社を辞めて無職になる時の注意点を中心にお伝えします。
  

会社を辞めて無職になる!

会社を辞めて無職になる時はかなり勇気がいると思います。当然のごとく周りの人の中には反対する人もいるでしょう。私の時も賛成してくれる人2割、反対する人8割くらいでした。
やりたいことがあるといっても理解してもらえることはほとんどないです。それでも自分で決めたのであれば、そのまま突き進むのも一つの生き方です。

辞める時に上司に伝える時などは苦しい思いもしますが、ひとしきり伝えて引継ぎに入ってしまえば、かなりの開放感を味わうこともできます(笑)

ただ、会社を辞めた後に辞める前では想像していなかったようなしんどいこともあります。
これからお伝えすることはかなり耳障りなことなのかもしれませんが、私自身が「知っておきたかった!」ということなので、ぜひ読んでほしいです。心構えとして持っておくだけで気持ち的にもかなり違います。

会社を辞める時の注意点

会社を辞めた後は自由を感じることができる反面、思ったよりもつらいこともあります。

まず一つが『世間体』です。
これは人によって気にする人と気にしない人がいるかと思いますが、正直言って無職に対する目はかなり痛いです。
「無職だからどうせ何か嫌なことが合って逃げ出したんだろ?」といったことや「あの人はあんなに頑張ってるのに、お気楽だねえ」といったようなことを言われたりしますし、言葉に出さなくてもそういう目で見てくる人はめちゃくちゃいます。
正社員がそんなに偉いのかよ、と思ってしまいますが、周囲の人にはお給料をたくさんもらっている正社員こそが正解の道だと信じている人が想像以上に多いです。

あなたの人間性よりも「何者であるか」の方が重要視されます。正しいことではないかもしれませんが、受け入れるしかありません。

二つ目は『収入が入ってこない焦り』です。
会社にいる時は仕事がうまくいかなくても、テンションが下がって適当に仕事をしていても最低限給料は毎月入ってきます。無職の時は当然収入が入ってきません。

貯金がいくらあってもただただ残高が減り続けるのは気持ち的にはかなり焦ってきます。
貯金通帳を見るたびに「え、うそでしょ?」と思います。無職になるということでわかっていたことではありますが、想像以上にテンションが下がります。

やりたいことを追い続ける一方で、そのやりたいことが現実的に収入につながるのはどれくらいになるのか、ある程度考えておいて損はありません。

会社を辞める時に持っておきたいお金はいくら?

会社を辞める時にはある程度貯金を持ってやめることになります。お金がない場合はアルバイトなどをしなければなりません。

私は大分このお金の面で苦労しました。現在の生活を維持するための家賃や食費だけを計算すると思わぬ落とし穴にはまります。特に想像以上に取られるのが税金です。

現在は年金や健康保険、住民税を会社が払ってくれています。ところがこのお金を自分で払わなければなりません。

国民年金は月々15,000円なので計算はしやすいでしょう。健康保険と住民税は前年に貰っていた給料によっても違います。また、健康保険は住む場所によってもかなり徴収される税金が違います。(住民税も住む地域によって差はありますが、健康保険ほどではありません。)

私の場合は会社を辞めたときの年収が380万くらいでした。これで健康保険が1年で約20万、住民税が16万です。合わせて36万も取られます。

国民年金を毎月払うとしたら17万5000円。すべて合わせると50万近く徴収されます。なので、貯金が100万くらいあっても1年後にはあっという間になくなります。

もちろん失業保険をもらったり、国民年金を何割かは控除したりと手続き次第ではいくらか負担が減りますが、それでも退職後に払う税金も合わせてお金のシミュレーションをしておかないと痛い目を見ることになります。
何か月の間は収入0でもいけるのか、アルバイトなどで収入を得なければいけない時期はどれくらいかなど大体でも決めておくと慌てずに済みます。

お金はとても大事です。退職した翌年は確定申告でいくらかお金も返ってくることもあるので、是非忘れずに申請しておきましょう。

まとめ

今回は会社をやめて退職するときの注意点などをお伝えしました。
マイナス点を中心に伝えたのでげんなりしたかもしれませんが、実際私も会社を辞めて無職になってみて後悔したことは一度もありません。
ただ、今回お伝えしたことは心に留めておいた方がこれからの自分のことをより考えやすくなることは事実です。

世間的には辛い目で見られるかもしれませんが、会社を辞めるべき時もあります。生活も大事ですが、自分の決断もちゃんと大切にしましょうね。