潮干狩りのメインターゲットはアサリです。
他の貝を狙う人もいるかもしれませんが、一番数多くあるのはアサリですからね。
しかし、潮干狩り場にはアサリ以外にも色んな貝が潜んでいます。
中には一目見ただけではわかりにくいものも。
潮干狩りでアサリと他の貝を見分ける方法を紹介します。
ちなみに、他の貝との見分け方ではなく、元気なアサリと弱っているアサリとの見分け方を知りたい方は別記事にて解説しています。
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バカ貝とあさりの見分け方は?
潮干狩りでアサリと区別をつけたい貝ナンバーワンと言えばバカ貝でしょう。
バカ貝は名前で損してますが、決して食べられない貝ではなくスーパーでも『あおやぎ』という名前でむき身が売られています。
ですが、バカ貝は砂抜きをすることが難しいため潮干狩りで取ってくるのには適していません。
そんな理由でバカ貝とあさりを見分けて、区別しておきたいのです。
さて、そんなアサリとバカ貝の見分け方ですが、素人でもできる簡単な見分け方は、貝の表面に爪を立ててみることです。
アサリは表面に溝が走っているので、爪が引っかかります。
しかしバカ貝は表面がつるつるしているので、爪が引っかかることがありません。
この方法が一番簡単に、かつ、初心者でも見分けられる方法です。
一応見た目で判断するポイントをあげておくと、バカ貝はアサリに比べて殻が薄く、口の所が欠けてしまっているものが多いです。また、全体的にバカ貝の方が大きいです。
明らかにアサリの大きさでないようなものやアサリの模様がないようなものは見た目で判断してもいいですが、迷ったら爪を立てる判別法で見分けましょう。
シオフキとアサリの見分け方は?
さて、もう1つアサリと見分けるのが難しいものに「シオフキ」と呼ばれる貝があります。
あまり馴染みのない貝ですが、大きさが似ているのでついつい紛れ込んでしまうこともあります。しかしシオフキも貝の中に砂をため込みやすく砂抜きが難しいので、アサリとは区別しておきたいですね。
実はシオフキとアサリの区別の仕方も先ほどの爪を立てる判別法で見分けることができます。
シオフキは表面上には溝があるように見えるものの、実際に爪を立ててみるとツルツルと爪が滑ります。
だから見た目ではわかりにくくても実際に爪を立てて触ってみれば見分けやすいです。
爪を立てる以外で見分けるポイントはシオフキは平べったい形をしているアサリと比べて丸っこい形をしています。
また、アサリは貝の表面に模様のようなものがありますが、シオフキは模様がありません。
アサリとシオフキはこのようにして見分けられます。
潮干狩りで見かけるその他アサリに似た貝との見分け方
他に潮干狩り場で見かける貝としては、ハマグリとしじみでしょう。
これらの見分け方はまず大きさですね。
ハマグリはアサリよりも明らかに大きく、しじみはアサリよりも明らかに小さいです。
その他の特徴としては、ハマグリはやはり表面がツルツルとしているので、爪を立てても滑ってしまいます。
なので、大きさが似通ったものも爪を立てれば最終的には見分けられます。
しじみは色が全体的に濃い茶色や黒色になっているので、アサリの色とは全然違います。
アサリで真っ黒なものはまずありません。
アサリと他の貝との見分け方まとめ
潮干狩りに行ったとき、アサリと他の貝との見分け方で一番簡単なのは爪を立てること。
貝の表面の溝に爪を立てて引っかかるのはアサリと考えて大丈夫です。逆に爪が引っかからない場合はそれ以外の貝です。
ハマグリやしじみはその大きさや色でパッと見でもアサリと見分けることができます。
アサリと他の貝では砂抜きの方法などが変わってきます。一緒にしないでちゃんと見分けて取るようにしたいですね。