お正月におせちやお雑煮をたくさん食べた後の1月7日は、この時期に取れる若菜を入れた七草粥を食べる風習がありますね。
体を休める意味もあるので、七草粥だけで済ますのもアリなんですが、そうはいってもやっぱりちょっと口寂しいもの。特に、夕ご飯でおかゆを食べているときはもう一品おかずを用意したくなりますよね。
そこで今回は七草粥に合うおかずや七草粥をちょっとアレンジした食べ方を紹介します。
七草粥に合うおかずの選び方は?
七草粥は七草粥の意味や由来でもお伝えしたように、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろという七つの草や野菜が入ったおかゆのことです。
本来は朝方食べるものですが、最近は夕ご飯で食べるという人も多くなってきましたね。
七草粥は基本的には淡白な味付けのものであり、おかゆそのものも味付けが薄いことからどうしても食べたときに物足りなさを感じてしまうかもしれません。
ただ、この日はお正月でたくさん食べて疲れている胃を休ませるという意味合いもある日です。なので、物足りないからと言って味付けが濃いおかずを中心に献立を構成すると、本末転倒になっちゃいます。
七草粥を食べる日は胃を休ませて栄養をつけるという目的を守りつつも、一緒に食べておいしいおかずをご紹介します。
七草粥に合うおかずを選んで夕飯が充実
七草粥は淡白な味のメインではありますが、今回はあまり体に刺激的でないものをチョイスしていきます。
やはり定番のおかずと言えば塩鮭ですね。お魚系はおかゆとよく合いますが、七草粥で口さみしいという人は塩鮭のほどよい塩分がとてもおいしく感じられると思います。あまりおかゆが好きではない子供でも鮭の身をほぐしておかゆの中に入れてあげれば、鮭の旨みがしみだして食べやすくなります。
お魚系でもう1つオススメなのはブリの照り焼きです。1月ごろのぶりは旬の時期なので、ほどよく脂身がありながらも、よく身が引き締まっていて、食べごたえがあります。おろしポン酢でいただきましょう。
お肉を食べたいという人は鶏肉を使ってみるのはどうでしょうか?鶏肉のササミをシンプルにそのまま茹でたり、塩コショウでサッと焼いたり、チーズを挟んで食べてみたりと、鶏肉であればヘルシーながらもボリュームのある料理が簡単にできます。
また、いっそのこと滋養、栄養を付ける日ということで、鶏のレバーを食べてみるのもいいですね!鶏のレバーをみりん、醤油、砂糖でふっくらと煮れば、七草粥と一緒に食べても満足できるおかずになりますし、滋養もたくさんついて翌日からもバリバリと頑張れちゃいそうですよね!
お肉、お魚以外の副菜でオススメできるのは煮物ですね。お肉を入れる煮物ではなく今回は厚揚げやちくわなどを中心としたヘルシーな煮物にしてみてはどうでしょうか?しょうゆベースの煮物に厚揚げやちくわ、にんじんをいれてかつお節で風味を加えれば七草粥と相性バッチリの煮物が出来ます。
他にもだし巻き卵やお漬物、かぼちゃの煮つけやひじきの煮物などシンプルな副菜が七草粥にはふさわしいです。ぜひこれらのおかずで七草粥を美味しく食べてみてくださいね。
七草粥の残りにこんなアレンジはいかが?
おかゆはご飯が膨らむので、思ったよりも多く出来てしまい、七草粥が余ってしまうケースもあると思います。また、子どもは七草粥の味付けが嫌いな子も結構います。そこで七草粥が余ってしまった時や子供が食べてくれない時にオススメのアレンジを紹介します。
おかゆの中に梅や塩鮭を入れてほぐせば、薄い味付けがあっという間に塩気のある味付けに変わります。鮭がない場合はサケフレークなどでも代用できます。子供が食べてくれない時はお茶漬けの素を入れるのもアリです。大人の私でもよくおかゆの中にお茶漬けの素を入れて食べています。よくかき混ぜてから食べるようにしてくださいね。
ちょっと風味を変えたいときには卵をいれた卵がゆにするのがオススメです。卵がゆにする時は卵だけを入れてもいいのですが、鶏がらスープの素や本だしなんかをほんの少し入れて風味をつけるとより一層食べやすくおいしい味になります。
あと、かなり大胆アレンジですがおかゆをお好み焼き風にアレンジすることもできます。余ったおかゆに小麦粉と水をまぜてとろみをつけてから、フライパンで焼きます。七草粥は野菜が入っているので、特に何かを加えなくてもそのまま野菜たっぷりのお好み焼き風になります。
ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
今回は、七草粥に合うおかずとアレンジをお伝えしました。
がっつりと食べるというよりも胃を休ませながら美味しく食べて楽しむという日にしていきたいですね。
素敵な献立になりますように!