寝るときに背中がひやっと寒く感じることありませんか?
私もこれまではそんなことなかったのに、ふと気づくと背中が寒くてなかなか眠れない状態になったことがあります。
今回は寝るときに背中が寒いと感じる原因や解消するためにどういったアクションがいいのかお伝えします。
寝るときに背中が寒いのはなぜ?
寝るときに背中が寒く感じる原因は実は様々な原因が考えられます。
1つは単純に部屋が寒かったり、ベッドが冷えやすくなってしまっているということです。冬に寝るときの対策でもお伝えしたように、ホットミルクを飲んで体を暖めたり、寒さを感じやすい足元から対策をすることで背中の冷えを改善できることがあります。
もうひとつが自律神経の乱れです。もちろん自律神経の乱れと一口に言っても、自律神経失調症のような疾患が考えられるレベルのものから日常のストレスが一時的に高まって自律神経を乱れさせているレベルのものまで様々です。
自律神経が乱れるのは日々の仕事のプレッシャーや不規則な生活が続くと乱れやすくなります。女性の方では体に無理があるようなダイエットをしているときに自律神経が乱れるという話もよくあります。
また、更年期障害の症状が一時的に出ているということも考えられます。更年期障害は年齢を重ねたときに出てくると考えられがちですが、若い時でもホルモンバランスが乱れたときは更年期障害の症状が出てくることもあります。
その他、日常生活の中で十分な水をとっていないことで水分代謝が悪くなることで冷えたり、内臓器官が疲れていたりすることでも背中が寒いと感じることはあります。
一口に背中が寒いと言っても様々な原因が考えられます。自分の背中が寒い症状は何が原因なのか、特定していく必要があります。
ベッドに入っても背中が寒い状態が続く
背中が冷える場合は、体の内部のことが原因なので、部屋を暖かくしたり、温かい飲み物を飲んでもあまり効果がないことが多いですが、その中でも比較的試してみてほしいのは、敷布団を一枚増やすことです。
ベッドに入って掛け布団を増やしてもあまり体は温かくなりません。それよりも敷布団を増やした方が熱が逃げにくいので、全体的に暖かくなります。ベッドシーツの上にちょっとした毛布を引いて眠るのもいいでしょう。
逆にやらない方がいいのはホッカイロを貼って眠ることです。ホッカイロを貼って眠ると低温やけどの可能性もあるので、背中に貼りたい気持ちもあると思いますが、やめておきましょう。
背中が寒いと感じて眠れない時は
背中が寒く眠れない原因を特定することはなかなかセルフチェックでは難しいです。なので、お医者様にかかることをおススメします。
こうした症状の時は、まずは内科のお医者様に診てもらいましょう。自分の背中の寒さの原因をしっかり把握しておきましょう。
ただ、自律神経の乱れなどはこうした内科では判断できない(目立った症状がみられない)ことがあります。そうした時に次にかかった方がいいのは漢方医のお医者様です。
こうした体の冷えには漢方医のお医者様が勧めてくれる漢方薬や鍼治療(はりちりょう)などが体を楽にしてくれることがあります。実は私も漢方医の方に漢方薬を処方してもらい、体の背中の冷えを徐々に改善していきました。
背中が寒い時の日常的な対策
こうして医療機関にかかり、お医者様の指示を受けた後は、処方された薬を飲むとともに、規則正しい生活や適度な運動をしていくようにしましょう。
特に適度な運動はとても大事です。運動をすることによって体もほぐれて血の巡りを良くしてくれます。普段あまり運動しない人には走ったり本格的にスポーツをしたりというのはハードルが高いと思うので、朝や夕方にちょっと散歩する時間を作ってみたり、近くに出かけるときに歩ける距離は歩いてみたりするだけでも、いい運動になります。
私が背中の冷えを改善できたのは、漢方のチカラもかなり大きいですが、運動をするようになったのも大きいです。
まとめ
今回は背中が寒くて眠れないと感じる時に考えられる原因や対処法についてお伝えしてきました。
手や足の冷え性はよく聞く話ですが、背中が冷えるというのはなかなか聞かないので、戸惑うかもしれません。しかし何かしら原因があり、対処法もしっかりあるので、怖がらずに対応していきましょう。