冬になると必須のアイテムともいえる使い捨てカイロ。
数時間で効果が切れてしまうということもあり、朝用、昼用、夕方用・・・と1日に何回か使う機会があるので、ふと気づくと大量の使用済みカイロが目の前に・・・という場面もありますよね。そのまま捨てることもできるのですが、なにか中身を再利用する方法はないのでしょうか。
今回はそんな使い捨てカイロの中身の再利用方法についてお伝えいたします!
使い捨てカイロの中身は再利用できる?
使い捨てカイロの中には鉄粉、水・塩類、活性炭、保水剤などが入っています。なので、これらの成分を活かせるものがあれば、中身の再利用が出来るということですね。よく言われるのが、畑や植物の『肥料』として使われる方法と靴や台所などのの『乾燥剤』あるいは『消臭剤』として使うという方法です。
でも、本当にこういった使い方が出来るのでしょうか?気になったので、調べてみました!
使い捨てカイロの中身は肥料になる?
使い捨てカイロの中身を見ると鉄粉や水、バーミキュライトなどが書いてあり、これらの成分は肥料としても使われている成分になります。ということは肥料として使えるのではないでしょうか?
先に正解を言ってしまうと肥料になるカイロと肥料にならないカイロがあります。全てのカイロが肥料になるわけではないんですね。
見分け方はとっても簡単です。使い終わった後肥料として使えるカイロには、「使用後の中身は、土壌改良剤として使用できます」という表示が入っています。逆にこの表示が入っていないカイロはカイロの中に入っている塩分が土や植物にとって良くないので、肥料として使うのは止めておきましょう。
使い捨てカイロは乾燥剤や脱臭剤になるか
使い捨てカイロの中には「活性炭」が入っています。活性炭をウリにしている乾燥材や消臭剤も多いので、この使い捨てカイロももしかして大量に集めれば同じような役割を果たしてくれるのでは・・・!
私の愛用している革靴で一度試してみました。2日連続で履いた革靴の中に使い捨てカイロ×5個を入れて、翌日に渇き具合と匂いをチェックすることにしました。
その結果は・・・
乾燥:少しは効果あるかも!
匂いに関しては、入れても消臭された感じはしませんでした。
一方で、乾燥面に関しては、少しは乾いたかな?という感じです。
通気性のいいところに何もいれずに置いておいた方が匂いもとれて、しっかり乾燥もしてくれますが、外のお天気が悪い日などは乾燥材として使う分にはアリかなという感じでした。もっと大量に集めればもう少しそれぞれ実感できるかもしれません。でも、靴の中にはそんなに入らないですよね。
使い捨てカイロの中の活性炭は主成分ではないので、それほど量は含まれていません。仕組みとしては、消臭剤などと同じような働きをしてくれるのですが、やはり働きはそれほど強くありませんでした。
【まとめ】使い捨てカイロの中身を上手に使おう
ここまで使い捨てカイロの中身の再利用についてお伝えしてきました。
最初から「使い終わった後は肥料として使える」という表示があるカイロであれば使い終わった後も再利用しやすいですし、消臭剤としてはそれほど実感できませんでしたが、乾燥剤としてなら少しは使えそうです。
以上、使い捨てカイロの中身の再利用についてでした!