故人の方を偲びながらお別れの時を過ごす…。
なんてことを言いつつも、葬式となればとてもそんな余裕がないという人もいるはず。
その理由は何を隠そう親戚付き合いです。
親戚と普段から仲良しであれば別ですが、仲が悪かったり、口も利きたくない、顔も見たくないという状況もよくあります。
かくいう私も私家族ととてつもなく仲の悪い親戚(私のおじさんにあたる人たち)がいて、葬式の時はそれはもう雰囲気が悪かったです(笑)
ということで、今回は会いたくない親戚と一緒の時のお葬式のやり過ごし方や心構えをご紹介します。
葬式だけど親戚と会いたくない!
会いたくない親戚、苦痛ですよね。
『亡くなった人を偲ぶ場なのだから、一旦そういうことは置いておいて、仲良くしましょう』的なことを言ってくる人もいますが、そういう人は本当に嫌な親戚の存在がどれほど苦痛かわかってないだけなので無視しましょう。
幸い、お通夜・お葬式は何か一緒にやったり、絶対会話が必要な場面というのはそう多くはありません。
一番の難所は通夜ぶるまい、精進落としといった食事の場面ですが、それらをうまくやり過ごせば、後は目の前にある色々な物事をやっていれば、あっという間に時間が過ぎてしまうものです。
とても嫌だと思いますが、あなたと同じように葬式で親戚に会いたくないと感じながら何とかやり過ごしてきた人は私をはじめ全国にたくさんいますから、怖がらなくて大丈夫ですからね。
葬式で親戚と何の会話をすればいい?
会話はしなくていいです(笑)
だって、ねえ。
これまで仲が悪かった(今も仲が悪い)のに、今更話すことなんてないです。
可能であれば、顔を合わせた瞬間にこちらから「こんにちは。お久しぶりです。」の一言さえ言えれば十分。
幸い、お通夜やお葬式の間はべらべらと話さずに湿っぽい雰囲気になってもOKな催し物です。
だからとりあえず神妙な顔をしながら時間が過ぎるのを待ちましょう。
会話が生まれそうな場面は大きく二つです。
第一関門はお通夜やお葬式の前後の時間の『隙間時間』。
この時は基本的に催事場の粗茶でも出しておいて、座らせておきましょう。
他に仲のいい親戚がいたらそちらと話したり、弔問客の対応など色んな雑事をやるのもアリです。
こちらからは無理に話す必要はないです。
話しかけてきたら適当に作り笑いをして、返事しとけばいいです。
第二関門は食事。
お通夜の後やお葬式の後にあります。
この時の対処法は3つあります。
1つは弔問客の対応など食事をしないで色々な雑事に追われること。
何となく細々したことをやれば、それなりに時間は過ぎます。
2つ目は他の親戚の所に行くこと。
特にお酒が出ている場合はビールなどを注ぎながら、他の親戚と話したりしていれば時間はあっという間にすぎます。
通夜ぶるまいも精進落としも何時間もやらないので。
3つ目は席順を工夫すること。
自分たちと仲が悪い親戚の間に他の親戚や身内を挟んで座るようにすれば、無理に会話する必要もありません。
最悪なケースは自分たち、あるいは親戚が角に座ってしまい、その横に自分たちが座ってしまうこと。
こうなると会話せざるを得なくなってしまいます。
必ず『他親戚ガード』を使いましょう。
これらを意識すれば会話をほとんどせずにやり過ごすことが可能です。
目の前の料理を一心不乱に食べて終わらせましょう。
葬式で親戚付き合いが疲れるときのやり過ごし方まとめ
どのようにして親戚と仲が悪くなったのかは人によって様々ではありますが、無理に話したり近くにいたりしてもただ疲れるだけです。
出来るだけ離れた場所にポジショニングして相手のマーキングから逃れましょう。
お通夜や葬式に出ることで最低限の義理を果たしておけばそれで十分。
『雰囲気悪くして申し訳ない…』的なことを思う必要はありません。
愛想笑い、返事は一応する、雑事や親戚ガードを使う。
これらを使いながらなんとか時間をやり過ごしましょう。