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マンスリーマンションの選び方。契約の流れや住む時の注意点は?

マンスリーマンションの選び方新生活を始める時は賃貸物件を借りることもありますが、そんなに長い期間住むことがなかったり、いい賃貸物件がない時はとりあえずマンスリーマンションやウィークリーマンションを借りようと思う方もいますよね。

でも、マンスリーマンションも初めて借りる時はどんな風に選べばいいのかわからなかったり、普通に賃貸を借りるのとどう違いがあるのかわかりにくい所もあります。

今回はマンスリーマンションの選び方や住むときの注意点などについてお伝えしていきます。
  

マンスリーマンションの選び方は?

マンスリーマンションは主にインターネットのサイトで探すことが多いです。
賃貸物件のように店舗に行ったりすることもありますが、マンスリーマンションを扱う店舗はそんなに多くありません。

「マンスリーマンション 地名」で検索をかけると住みたい所のマンスリーマンションがズラッと出てきます。
(もちろん、マンスリーマンションサイト内で検索してもOKです。)

マンスリーマンションも普通の賃貸物件を探すのと同様に、部屋の間取りや駅への通いやすさなどを考えながら決めていくことにはなるのですが、マンスリーマンションは普通の賃貸物件とは少し違う所もあります。

まず部屋の設備ですが、大体どの部屋も家具が備え付けになっていて自分で部屋の装飾を変えるアレンジ要素はほとんどありません。
マンスリーマンションはビジネスホテルに泊まる感覚に近いです。
もちろん広い部屋を貸してくれるマンスリーマンションもありますが、料金もそれに応じて高くなってきます。
東京都内では、立地にもよりますが、部屋の広さが少し違っただけでも月の金額にかなり差が出てくるので自分のお財布事情を考えながら決めましょう。

正直マンスリーマンションは部屋の快適性よりもただ単に休める所くらいの意識でいたほうがいいかもしれません。

また、マンスリーマンションでもう1つ気を付けたほうがいいのは築年数が大分経過している物件もたくさんあるということ。
東京都内でも5年以内に建てられている物件はそれほど多くありません。この辺りは賃貸物件とは大分感覚が違ってくるでしょう。

マンスリーマンションの選び方は、短期間住むのか長期間住むのかによっても変わってきます。
短期間住むのであれば、部屋のクオリティよりも周辺環境や駅へのアクセスの良さ、利便性を重視したほうがいいでしょう。
逆に長期間住むのであれば、クオリティの低い部屋だと疲れてしまうので、駅へのアクセスや周辺の利便性に目をつぶって、部屋のクオリティをあげるという選択もアリです。

ただ、マンスリーマンションは部屋のレイアウトを変えられないということや築年数が新しい物件はほとんどないことを考えると、住環境を追い求めるよりも、通勤・通学の利便性などを重視して選ぶようにしたほうが効率的でしょう。
マンスリーマンションで部屋のクオリティを求めすぎると、料金がかなりかかってしまいます。部屋の広さが少し変わるだけでもかなり金額に影響が出てきます。
もちろん主要な駅にあるマンスリーマンションや駅近のマンスリーマンションはそれなりに値も張りますが、同じ値段を出すのであれば、アクセスや利便性が悪くて部屋がいいところより最低限の住環境でアクセスや利便性が高いところを選んだ方が総合的には満足度が高いのではないでしょうか。

マンスリーマンションの料金体系

マンスリーマンションは賃貸物件とは料金体系が違ってきます。初めての人は戸惑いやすいので、契約時にはしっかり確認しておきましょう。

物件や会社さんによっても違いますが、基本的には借りる期間によって一日当たりの払う金額が違ってきます。

1カ月以内、1カ月~3か月、3か月~6ヶ月、6ヶ月以上~と4段階に分かれていたりすることが多いですね。

賃貸物件の時は、敷金、礼金、家賃、管理費に鍵交換費用など付属の費用があります。マンスリーマンションの場合は敷金礼金にあたるものが契約料、家賃は一日あたりの金額×住む日数、管理費は別、ここに光熱費分や退去時清掃費などがかかってきます。
マンスリーマンションは光熱費もあらかじめ決められた金額になっています。

下記によくある契約表を載せました。(金額や期間は架空のものです。)

期間 賃料 光熱費 清掃費
スーパーショート
(1カ月未満)
4,500円/日 800円/日 10,000円~/回(契約時)
ショート
(1ヶ月以上~3ヶ月未満)
3,800円/日
114,000円/月
800円/日
24,000円/月
15,000円~/回(契約時)
ミドル
(3ヶ月以上~7ヶ月未満)
3,600円/日
108,000円/月
800円/日
24,000円/月
26,000円~/回(契約時)
ロング
(7ヶ月以上~12ヶ月未満)
3,400円/日
102,000円/月
800円/日
24,000円/月
42,000円~/回(契約時)

【管理費】
 900円/日
【契約手数料】
 スーパーショート…初回契約時:4,500円/回 再契約時:3,000円/回
 ショート…初回契約時:5,500円/回 再契約時:3,000円/回
 ミドル…初回契約時:11,000円/回 再契約時:3,000円/回
 ロング…初回契約時:15,000円/回 再契約時:3,000円/回

もしこの条件で1カ月住みたいという場合には
家賃:114,000円 光熱費:24,000円 契約料:15,000円
管理費:27,000円 退去時清掃量:11,000円
合計で191,000円となります。
家賃だけで見ると賃貸物件にちょっとプラスされているくらいの感覚ですが、そこに光熱費や管理費などもかかるので意外とお金もかかってしまいますね。
この辺りは賃貸とは必要になるお金が違ってくるのでしっかりと計算しておきましょう。
(物件によっては上記で紹介した費用がいらなかったり、逆にプラスでかかる費用もあります。)

ただ、マンスリーマンションはよくキャンペーンなども行っていて、2月までに入れば20%OFF!みたいなこともあるので、こうしたキャンペーンがあれば積極的に利用していきましょう。

マンスリーマンションの契約の流れはこんな感じ

マンスリーマンションを初めて契約するときはなかなか流れもわかりにくいです。賃貸と違って誰とも会わずに実際の入居まで出来てしまうことも多々あります。

私が経験した流れとしては
○お問い合わせ(メール)
⇒物件が空いているか確認、空いていれば確保してもらう
⇒契約書が郵送されてくる
⇒契約書をFAXで返送する
⇒契約書が送られてくる
⇒料金を振り込む
⇒当日、入居予定の物件の郵便ボックスに鍵が入っているので受け取る
⇒入居

という流れです。
賃貸物件と違うのは契約書のやり取りが一度も顔を合わすことなくやり取りされること、必要な金額を全て前払いで払いきってしまうこと、鍵の受け取りも入居予定の郵便ボックスから受け取ること、などです。

もちろん賃貸物件と同じように顔合わせをしたりするところもあるのでしょうが、私は経験したことがありません。
だから今までマンスリーマンションを管理する会社の人と会ったことないです(笑)

また、書類のやり取りにはFAXや郵送だけでなく、メールのPDFファイルを利用して書類が送られてくることもあります。いずれにせよ、賃貸物件を借りる時と違って手間があんまりかかりませんね。

今回は私の経験をもとに契約の流れをお伝えしましたが、取扱の会社によって契約の流れは違うので、必ず確認するようにしてください。

マンスリーマンションに住む時の注意点

上記でもお伝えしたようにマンスリーマンションは料金体系が違ったり、顔を合わせることなく契約が進むなど初めての人には戸惑う部分もあります。入居するときの契約書や部屋の使い方マニュアルなどはしっかりと読んでおきましょう。

マンスリーマンションに住んでいる時にちょっと不便だなと思ったことは洗濯物と収納と周辺環境です。

洗濯物は物件によってはバルコニーがないに等しいくらいの所が合ったり、部屋も狭くてなかなか洗濯物を干すスペースが確保しにくい所もあります。
1カ月だけなのにわざわざ物干しを買うのも…と思ったりします。近くにコインランドリーなんかがあればそこですべて済ませるのもアリですね。

収納も思ったよりも足りない!と感じることが多かったです。百均でボックスなどを買い足したりしてカバーしましたが、備え付けの収納スペースにすべてしまうのは大変かもしれません。

また、物件を見に行ったりすることもないので、周辺環境なども住む当日にわかった、なんてこともよくあります。一度大きな幹線道路沿いに住んで、夜中も車の音や振動が伝わってくる、なんてこともありました。

いずれも一度実際に見学すれば回避できるのですが、マンスリーマンションで実際に見に行くことは少ないかと思いますので、こうした所は間取り図をみたり、地図アプリを使いながら出来るだけ住む前にシミュレーションしておきたいですね。

まとめ

今回はマンスリーマンションの選び方や注意点についての基本的な所をお伝えしました。

賃貸物件に比べれば割高ではありますが、家具が備え付けだったり、光熱費のことをそんなに考えなくて良かったり、普段は住めないような立地の所に期間限定で住めたりと、色々と楽しい面もあります。私も実はマンスリーマンション好きです(笑)

しっかりと物件を探して、充実したマンスリーマンションライフを過ごしましょう!