節分の伝統的な行事『豆まき』。
鬼は外!と勢いよく投げつけて威勢のいいことではありますが、節分の翌朝家の外を見ていると家の前には豆や落花生が散乱していて、鳥は豆に群がるように大量に飛来し、挙句の果てに自分の車の上にも豆の雨が降ったかのような状態・・・。
「もーう、怒り心頭じゃーいっ!」という方もいるはず。
特にこうした怒りの声はアパートやマンションの集合住宅で暮らしている方に多く聞かれます。今回は鬼は外でも福と豆は内にしろ!とお怒りの方へこうした豆の被害をどうしたら軽減できるかについてです。
豆まきを集合住宅でやられると困る!
『アパートやマンションで豆まきをする方法』で
お伝えしたように、特に小さい子供さんがいらっしゃるご家庭はアパートやマンションに暮らしているとはいえ、やはり節分という行事を味合わせてあげるためにはやり方に注意をして豆まきをしてみてはいかがでしょうか、という記事をお伝えしました。
アパートやマンションでの豆まきは声量と豆をまく範囲、そして翌朝までには豆を回収することを前提にまきましょう、というのが集合住宅の豆まきのポイントですが、やはり中にはあまりそういった配慮をされずに豆をまき散らかしっぱなしにされるご家庭もいます。
私も節分の日に道路を歩いていたときにどこから降ってきたのか、落花生が背中にあたったことがあります。
背中だからまだよかったですが、これが目にあたったりしたらと思うと、ヒヤッとしました。アパートやマンションの高層階から豆を投げつけるのは投げている方は楽しいですが、実際には迷惑な思いをすることもありますね。
冒頭でも紹介したように、実際に他の家庭で豆まきをされたあと不快な思いや具体的に迷惑なことが起きたときはどうすればいいのでしょうか?
豆まきで迷惑なことが起きたときは?
他の家庭の豆まきマナーが悪くて嫌な思いをした時はアパートやマンションに住まわれている場合には管理人さんや管理会社さんに伝えるようにするのが基本です。
たとえどのお家がやっていたとわかっていても、直接注意したり、間接的に悪い噂を立てるようにすると、近所付き合いがこじれてしまいます。
管理会社さんなどに伝える時は冷静に事実だけを伝えるようにします。実際に豆がまかれていた所などの写真も取っておくと、より迅速に具体的にうごいてくれやすいです。
クレームを伝える時は一定の理解も示すようにした方が、一方的に悪いところを伝えるよりも逆に効果的です。たとえば「小さいお子さんがいて豆まきをしたい気持ちもよくわかりますが、同じアパートを使っているものとして出来るだけきれいに使いたい気持ちもありますし、大きな鳥が来たりすると危険だとも思うので、豆まきをしたあとは綺麗に片づけるように周知いただけませんか?」というように自分がただの悪質なクレーマーと片付けられないように言い方に工夫をすると伝わりやすいです。
転がっている豆の清掃は管理会社の人に任せるか、自分の心が許すのであれば、他の家の人の豆ではありますが、自分でちゃっちゃと片付けてしまいましょう。そうした器の広い行動はとても素敵。
アパートの隣人付き合い
自分たちの楽しさだけのために豆まきなんかして腹が立つ!
という思いはわかりますが、そうした思いを直接表に出してしまうと、アパートやマンション内でなんとなくギスギスしてしまい、自分たちも気持ちよく過ごせなくなってしまいます。
相手に悪気があるともかぎりません。そういった面倒な部分はできるだけ第三者をかませるようにした方がアパートの隣人付き合いはうまくいきます。
出来るだけ穏便に物事を進めたい気持ちもあるでしょう。自分たちがクレームを上げることがばれたくない場合は匿名の電話やフリーメールアドレスを取得して、管理会社にメールするようにするのも一つです。
日々の日常を過ごしやすくするために、こちらも大人の余裕をみせて相手にもちょっと大人になってもらうように、利用できるものを利用しつつお付き合いをしていきましょう。
まとめ
昔と違ってアパートやマンションに住む方も増えてきて、豆まきの光景も今の時代にあったものにしなければならなくなりました。
豆まきという伝統的な文化にはリスペクトしつつ、近所付き合いも円滑にするために、指摘するべき所はしっかりと指摘していきましょう。