就活の面接は独特の雰囲気があります。
肩の力を抜いて喋ってと言われても自分の将来がかかっていると思うと、なかなか喋りたいことが思い浮かばなかったり、テンパってる自分を自覚してさらにテンパったりします。
よく友達同士の会話で冗談で「酒でも飲んで就活の面接行こうかな」という人がいますが、私は過去実践したことがあります。
その時のことを振り返ってお伝えしますので、チラッとでも考えている人はとりあえず読んでみてください。
就活の面接でしゃべれない…
就活のグループディスカッションでも書きましたが、私は普段であればそれなりに喋ることができますし、社会人になった今でもペラペラと喋る方ではないにせよ、普通にどんな立場の人とでも会話ができます。
でも、就活の時だけは自分でも信じられないくらい全然喋れませんでした。
自分の発言1つで落とされてしまうかもしれないと思うと、言葉が全然浮かんでこなくなってしまってしどろもどろになったり、「えー…」を連発することもしょっちゅうでした。
最終的に内定をもらった企業は半ばやけくそで開き直って話ができたのが逆に堂々としていたのか、上手く伝わったのでしょう。
しかし、その境地に行くまでには色々な試行錯誤や失敗がありました。
お酒を飲んで面接に行ったのはその試行錯誤の一つでした。
就活の面接前に酒を飲むのはダメだと思うけど…
就活の面接前にお酒を飲むことはダメなことと言うのは言われずともその当時の私だってわかっています。
しかし、あまりにも喋れない私は何かきっかけが必要でした。
幸いお酒を飲めば私は態度が大きくなるというか、ペラペラしゃべる感じになれるので(笑)、お酒の力を借りてでも一回でもちゃんと喋れた経験があれば、殻を破れると思いました。
最初に私が選んだのは某食品メーカーの1次面接。
集団面接の形式でした。
午後からだったので、会社の近くのお昼から開いている居酒屋さんで梅酒と日本酒を頼んでいい感じに酔ってきてから、ファブリーズを軽くスーツにかけてブレスケアをかんで面接会場に行きました。
お酒を飲んだ就活面接で成功した時と失敗した時
結論から言うとその1次面接はかなり手ごたえがありました(笑)
実際に何を言ったかは覚えてませんが、それまでの自分と違ってちょっとした冗談も言えましたし、何ていうか面接が終わった後すがすがしかったです(笑)
お酒を飲むと余計なことを考えなくなる(考えられなくなる)ので、それが何かと考えて喋れなくなる当時の自分の悪い点を解消してくれました。
ですが、結局うまくいったのはその1回でした。
そのあと2回お酒を飲んで面接に行ったのですが、失敗しました。
1回目は入室するときにちょっとフラフラしてしまって、それで「やばいやばい」と思ったら逆にテンパってしまってダメでした。
2回目は偶然にもサークルの話から飲みの話になってしまい、「今日も飲んできたくらいお酒は好きです」と言ってしまい落ちました(笑)
普段だったら100%そんなこという訳ないんですが、やっぱお酒を飲むと発言も適当になりますね。
お酒を飲んで面接に行くのは基本失敗する
真面目な話、お酒を飲んで面接に行くのはメリットよりもデメリットが多すぎます。
まずちょっとでもバレたら即アウトです。
それに喋れることと引き換えに変なことを口走ってしまう可能性が高まります。
それだったらどもってもちゃんと言葉を選んで喋った方がましです。
何より基本的なマナーとしていくら多数の企業を受けることが当たり前とはいえ、時間を割いて自分の面接をしてくれている面接官の方に失礼に当たります。
私も正直反省しています。
だから私はあなたにお酒を飲んで面接に行きましょう!とは言えません。
言えませんが…でも、お酒を飲んで面接に行ったことで自分の中の殻が破れたのは事実でもあります。
意外とグイグイ行ってもいけるんだなあ、と身をもって体感できたのはその後の面接が気持ち的にかなり楽になりました。
しかし、重ねて言いますがやっぱりおすすめはできません(笑)
就活でお酒を飲んで面接にまとめ
喋れない人はお酒を飲む櫃余はないですが、一回その選考を捨てる覚悟で極端に喋ってみたり、普段の自分では絶対やらないようなリアクションを取ってみたり、自分の殻を破るために大胆な面接をやってみるというのはおススメします。
とにかくずっと全力でニコニコしてみるとか、メチャクチャ大きな声で返事してみるとか。
一回そういう感じで大胆に自分を出して面接をすると心理的な壁はかなり壊せます。
私がもう一度就活生だったらお酒は飲みませんが、自分のキャラとは違うバカなキャラを演じる感じで面接をやってみるというのは最初のうちにやりますね。
なんにせよ、あなたが就活の面接を無事に乗り越えられるといいですね。