ピクミン、知ってますか?
一番最初の『ピクミン』はニンテンドーゲームキューブで2001年に発売。最近ではwii uでピクミン3まで出てる名作ソフト。
発売初日にピクミンとピクミン2をそれぞれ購入して全クリできなかった私が約15年の月日を経てやっと全クリしました!
さいこーーーーーー!
ピクミンとはなんぞや?
ピクミンとはどういうゲームか簡単に説明すると、主人公(キャプテンオリマー)がロケットで宇宙を飛んでいるときに隕石にぶつかって、見知らぬ星に不時着。墜落した衝撃でロケットのパーツが星の各地に飛び散ってしまいます。
ロケットのパーツを集めてもう一度飛び立ちたいものの、星には障害物や敵となる原生生物がいて一人ではとても回収できそうにありません。
困った主人公が見つけたのが不思議な生物「ピクミン」。
地面に埋まっているピクミンを引っこ抜くと、自分のことを親だと思っているかのように後にくっついてきてくれます。ピクミンの力を借りてロケットのパーツを集める冒険へ出発だ!
これが初代ピクミンの話です。
ピクミン2は初代の後なんのかんのでロケットが直って帰ってきたら主人公が働いていた会社が倒産の危機に陥っていたので、もう一度不時着した星に戻ってお宝を探そうという話です。
まぁ詳しいことはプレイしてくれい!そんなにストーリーらしいストーリーがあるわけじゃないですし。
ピクミンたちを15年も待たせたのはなぜか
さてさて、なんで発売日当日に買ったのにもかかわらず15年も時間がかかったのか?
実はピクミンそのものはそれほど難しいゲームではありません。ちょっと頑張ればクリアできるレベル。
それでもクリアできなかったのは僕のピュアな心にありまして(笑)
1つはピクミンってすぐに原生生物にやられたり障害物でやられたりするんですが、発売当時の僕はピクミンがやられるたびに「ずーーーーーーん」って落ち込んじゃったんですよね。
ピクミンはゲームをクリアするだけならそんなに大変じゃないんですけど、ピクミンを一匹も倒さずにクリアするのはものすごく難しいです。つまり倒れちゃうこと前提で進めないといけないんですよね。
でもね、やったことある人ならわかってくれると思うけど、ピクミンってやられるとき、あの声にならないような高い声で「キー、キー!」って言うじゃん?もうね、その声がね、ほんとかわいそうで・・・。
水に溺れたときとかも「アワワワワワワワワ!」って声があるから、「ごめーーーーーーん!」ってなるじゃん?それが当時の僕にはいちいち申し訳なくて全然プレイできなかった(笑)
あともう一つの理由は原生生物でどうしてもビジュアル的に苦手な奴がいた。「サライムシ」ってやつなんだけど、こいつだけ本当にリアルな虫っぽくて本当に苦手だった。(今でも見かけるとちょっと鳥肌立つけど。)
サライムシ自体はピクミンを倒してしまう敵じゃなくて、どこかに持って行って埋めちゃうだけなので、あんまり害はないんですけどね。こいつも当時の僕は最初に見かけた瞬間ゲームキューブの電源を即落としたくらい衝撃的な敵でした。
でも、それから15年もたって僕も立派な大人になりました。
僕も社会に出てピクミンのように「運ぶ、戦う、逃げる、そして食べられる~」の日々を過ごしていく中でピクミンに対してある意味では淡々と向き合えるようになりました。いい変化なのか、悪い変化なのかわかりませんが(笑)
昔はピクミンを一匹一匹大事にするようなプレイングでしたが、今はなんというか効率重視みたいなところがあって「差し引きでピクミンの数が増えればいいか」みたいな。
ああ、自分の心の変化に悲しくなるばかり。
もちろんサライムシも倒せるようになりました。
自分の部屋で虫を見かけたときと同じように無表情でバシバシピクミンを投げつけて倒してます。これも現実世界で一人暮らしをして自分で虫を処理できるようになったからなのかもしれません。(恥ずかしながら虫が苦手でして・・・)
初代ピクミンも最後のラスボスに100匹近くやられながらもなんとかクリアし、ピクミン2はラスボス以外でも「アメボウズ」やら「ダマグモキャノン」やらにものすごい数のピクミンがやられてしまいましたが、それでもなんとかクリアすることができました。
オリマーさん、ルーイさん、そしてピクミンたち、お待たせしてごめんね。
松本人志大文化祭を改めて見直してみて
ダウンタウンの松本人志さんがやられていた「大文化祭」という番組があるんですが、その番組の中でピクミンの開発者である宮本茂さんとの対談回があります。
その中でサラッと「ピクミンって自分の社会的なモラルを測られますよね~」ということを宮本さんが発言します。
この番組を見た当時(これも5年前の2011年ですね)は、「はえ~、そこまで言うか~」くらいに思ってたんですが、今改めてピクミンをやると、まぁモラルまではいかないかもしれないけどやる人によってプレイスタイルって全然違うなと実感します。
だって、昔の自分と今の自分でさえこんなにピクミンへの考え方が違いますからね。
何のかんの言ってもゲームだし、楽しければそれでいいみたいなところもありますが、最近の映画やゲームみたいな「わかりやすい感動!」じゃない所がピクミンのいいところ。
嬉しいけど寂しい。悲しいけど楽しい。
ちょっとむずがゆいけどそれも全部含めてやっぱりピクミンって神ゲーだなっ!
まとめ
何の気なしにゲームを整理してたらピクミンが出てきて、そういえばクリアしてないじゃん!と思って再開したピクミン。
でも、こうして時間がたつことでピクミンに対する考え方も全然変わってる自分を発見できて、時間をおいてやってみて逆によかったなあと感じました。
まだやったことのない方、wiiでも出てるので是非やってみてください。
昔やったことがある方、またホコタテ星にお散歩に出かけてみませんか?