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浪人で夏期講習を取らないのはアリ?正しい取り方とチューターの説得方法

浪人して夏期講習を取らない
受験生にとって夏が大切なのは、耳にタコができるほど言われているのではないでしょうか。
夏が大きな山場になるのは、現役生も浪人生も同じです。

特に夏はどの予備校も夏期講習に力を入れます。
あなたも多くの夏期講習をとるように言われるのではないでしょうか?

でも、夏期講習はむやみに受ければいいという訳ではありません。
場合によっては夏期講習を取らない選択もアリです。浪人した時の夏期講習はどう向き合うのがいいでしょうか?

  

浪人して夏期講習を取らないのはアリ?

普段の授業と違い、夏期講習はテーマが決まっていたり、レベルが細かくなっていたりとより細分化されています。
例えば英語文法対策講座とかセンター古文漢文集中講座とか早慶英語対策講座とか…。
一つ一つの講座も5日間で終わるなど、短期集中系が多いのも特徴です。

どの講座もいかにも学力が付きそうではありますが、だからといって何でもかんでも夏期講習を受ければいいという訳ではありません。
特に予備校のチューターの中には成績だけを見て「あなたは英語の成績が足りないからこれとこれと…。まぁこれくらいは最低限受けたほうがいいですね」と言って、今の自分に合わない講座を勧めて来たり、バランスが悪い講座数を勧めてくる場合もあります。

チューターや予備校が勧めてくる夏期講習は絶対ではありません。
参考にしつつも、自分が本当に必要な講座は自分自身で選んだ方がいいです。
必要なければ『0』でもかまいません。夏期講習を取らなくても合格する人もたくさんいます。

夏期講習の正しい取り方

夏期講習を取るべきかどうかの基準は模試の点数や偏差値ではなく、夏期講習を取ろうとしている分野の勉強のイメージがついているかどうかがまず大事です。

例えば、現時点で英語の文法が苦手でも、どのように勉強を進めようか自分の中で計画が立てられているなら自分のペースで進めて問題ありません。
逆にどう手を付ければいいかわからないのであれば、夏期講習をとる意味はあります。

浪人生の勉強は結局自分でどう勉強を進めていくか考えて勉強しないと成績は伸びてきません。
授業を漫然と受けるよりも自分で考えて勉強したほうが伸びやすいです。

チューターや予備校に言われるがままに夏期講習をとるとどうしても受け身になったり、一つ一つの密度が薄くなり、せっかくの夏期講習が活かせないこともよくあります。
あくまで夏期講習は自分の勉強に対して利用するという気持ちで取ることが大切です。

夏期講習のペースメーカーとしての役割は意外と大事

ただし、夏期講習にはとても良い点が一つあります。それは勉強のペースメーカーになるということです。

夏の長い期間に一人で黙々と勉強しつづけるのは心が折れそうになります。
最初の10日間と後半の10日間は頑張っても、お盆休みくらいで全体的に休みムードの時などは特にへこたれそうになります。

そんな夏休みの勉強のペースを守るためにも、夏期講習は役立ちます。
予備校や塾に行くきっかけになりますし、行けば暑い中一緒に頑張る人を横目で見て、頑張る力が出てきます。

自習重視で夏を乗り切ろうとしている人も、一つくらいは夏期講習を取ると、気分転換にもなるかもしれませんね。

夏期講習を勧めてくるチューターを説得するには

自分でどの夏期講習にするか選ぶ前に予備校のチューターの先生が次々と夏期講習の講座を勧めてきてしまいます。

夏期講習は細かく分野やレベルが分かれているので、理由をつければいくつでも勧めることができます。
チューターの先生から見れば、個人個人の勉強計画よりも夏期講習を取らせる方が目に見えた対策になるので、勧めるのも無理はありません。
しかし、夏の勉強を本当に充実させるためには、自分に不要だと思うものは断る必要があります。

基本的には自分は自習の勉強でカバーするつもりだから夏期講習は要らないと素直に言えば大丈夫。
チューターの機嫌を損ねないように、心配してくれたお礼と自分のためにオススメの講座を考えてくれたことに対するお礼だけ言って、講座そのものは断るものはキッチリ断りましょう。

自分で考えた勉強計画で納得して勉強を進めないと身が入らないと伝えれば、それ以上無理には勧められないはずです。
もしあまりにもしつこければ、お金の問題や親と話し合ってもう決めたと言って断りましょう。

チューターはあなたの合格の役に立ちますが、あなたを合格させてくれるわけではありません。

浪人の夏期講習まとめ

浪人しても夏期講習を取らないという選択はアリです。
夏期講習を取りまくって自分の勉強が全然できないのでは、時間ももったいないです。

夏期講習は成績を上げてくれる魔法ではなく、あくまで自分の勉強を補助してくれる一つです。
冷静に、自分の夏の勉強計画を考えて講座を選んでいきましょう。

後悔しない夏にするために、夏が始まる前から戦いは始まっています。