大学の単位というシステムは高校までと違ってよくわからないですよね。
単位を落とし続けると卒業できないことはぼんやりとわかりますが、今目の前にある単位を一つ落とした時にどういう影響が出てくるのか、履修のスケジュールが変わってしまうのか、ちょっと疑問ですよね。
大学の単位を落とすとどうなっちゃうんでしょうか?
大学の単位を落とすとどうなる?
大学の単位を落とすとご存知の通り卒業するための単位としてカウントされません。
あなたが授業に出ていようが、一生懸命レポートを書いていようが、テスト勉強を頑張っていようが、単位が出ないということは何もなかったということと同じです。
例えばテストで60点取れば合格で単位をくれるけど、59点しか取れなかった。
この59点は何かの役に立つかといえば、何の役にも立ちません。
この場合の59点は0点と同じです。これが単位と言うシステムですね。
卒業するためにはこの単位を積み上げていかなければなりません。
また、必修科目であれば卒業するための単位を取っていてもその科目の単位を取っていない限り卒業できません。
大学の単位を落とすとこんな影響も
最近の大学はご丁寧に授業の成績を親が見れるように郵送で送ったり、専用サイトで見れるようにしている大学もあります。
当然親が見たら気まずい思いをします。
また、就活の時にはこれまでの取得単位と成績が乗せられた卒業見込み証明書を出さなければいけません。
ここで単位を落とし過ぎていると卒業見込み証明書にひどい数字が乗ってしまいます。これも気まずいです。
目の前の1つの単位を落とすだけではそれほど痛手はありませんが、落とした単位が積み重なると自分と大学の関係以外でも恥ずかしい思いをするかもしれません。
大学の単位を落として再履修はあり?
再履修のシステムは大学によって違います。
私の在籍していた大学は再履修は何度でも可能で通常の履修単位に加えて10単位分までなら再履修を入れてもいいという大学でした。
例えば、前期・後期で20単位ずつ履修登録していいとします。
1科目2単位なので、最大10科目登録できます。
しかし再履修枠はこの20単位とは別に10単位あるので、20単位+10単位で最大15科目登録できるという訳ですね。
しかし、当然授業のコマ数が増えれば負担増にもなります。
サークルやアルバイトの予定もあるため、余裕がなくなってくるのは確かです。
この再履修に関しては大学ごとで制度が違うので、再履修をしたいという時は学部の事務室に問い合わせましょう。
大学の単位を落とすと留年につながる?
留年とは大学卒業時に単位が足りずにさらに1年在籍する留年と1年ごとに決められた単位や必修科目を修得できずに留年する場合があります。
これも大学ごとに違いますが、文系大学では比較的学年ごとの留年は少なく、4年生までは取得単位にかかわらず進級できることも多いです。
一方で、理系の大学は学年ごとに留年することもあり、1年生⇒1年生⇒2年生…となることもあります。
ただ、文系学生も進級できるとはいえ単位が足りてないと先ほど紹介した「卒業見込み証明書」が発行できないので、就活の時に困ってしまいます。
留年する、しないにかかわらず、学年ごとで最低限必要な単位数を取得しておかないと困ったことになってしまいます。
大学卒業の単位まとめ
単位取得ができないことでのデメリットを中心に紹介したので、怖くなってしまったかもしれませんが、単位を落とさない大学生は正直少ないです。
皆何かしらの単位を落としてます。
1科目だけだったらそんなに影響はありません。でも、それが積み重なると後になって響いてきます。
取れる単位はきっちり取っておくに越したことはないですね。