七夕と言えば、夜空を見上げながら織姫様と彦星様のことを考えて、短冊に思いを込める、そんな一日ですね。
あまり馴染みがないかもしれませんが、七夕の日にも「七夕と言えばこの料理!」という行事食があります。
そんな行事食のおすすめのレシピや子供もわかる行事食の意味をご紹介します!
七夕の行事食とおススメのレシピ
七夕の行事食、それはそうめんです。
夏の暑い時期には欠かせないそうめんが七夕の行事食というのはちょっと意外ですよね。
その意味や由来は後から説明するとして、ここでは七夕の時に作りたいそうめんレシピをご紹介しましょう。
と、いってもそうめんはとてもシンプルな料理なので、そうめんに色をつけたり色んな野菜を星の形にくりぬいたりして、トッピングするというアレンジくらいしか思い浮かばないですよね。
そこで今回は視点を変えて、そうめんのつゆとそうめんそのものを使ったちょっとしたおやつを紹介します。
にんじん:1/2本
なす:1/2本
しいたけ:2枚
長ネギ:1/4本
だし汁:500ml
醤油:おおさじ2
みりん:こさじ1/2
砂糖:ひとつまみ
【作り方】
- 各種野菜を切ります。長ネギは輪切りに、にんじんとなすは細切りにします。しいたけは薄切りにします。
- だし汁と切った野菜をお鍋に入れて中火で煮込みます。
- 野菜に火が通ったら、醤油、みりん、さとうをいれて味を調えます。
- 粗熱をとったら冷蔵庫で冷やして、完成。(温かいおつゆにしたいときは冷まさなくて大丈夫)
そうめんの上に野菜が乗っているとあからさまにテンションが下がる子供もいますよね(笑)
そんなときはおつゆの方にお野菜を入れて手作りのつゆにしてあげるといつも食べているめんつゆとはまた違った野菜の風味があって、とてもおいしく食べることができますよ。
そうめん(茹でる前のもの)
オリーブオイル・・・適量
【作り方】
- 茹でる前のそうめんを真ん中あたりで二つに折ります。
- フライパンを傾けなくても全体に行き渡るくらいにオリーブオイルを入れて、加熱します。
- そうめんをいれてあげ焼きにして出来上がり。
ポリポリとお菓子感覚で食べることのできるそうめんスティック。
そのまま食べても美味しいですし、ハチミツをかけたりあげ焼きする時に砂糖をまぶして食べるのも美味しいです。
子供だけではなく大人もはまっちゃいます(笑)
七夕の行事食の意味を子供に説明しよう
さてさて、たなばたの行事食はそうめんと言いますがどうしてそうめんを食べることになったんでしょうか?
実は七夕そのものにも色んな由来があるので、そうめんを食べる意味も色んな説があります。
その中でも私が一番好きな説はこの説です。子供向けの説明をご紹介します。
でも、お仕事を頑張ったら1年に1回だけ会わせてくれることになったんだ。
そこで織姫様の仕事は糸を織って服を作ることになった。
織姫様が織る糸はそうめんみたいでしょ?
だから今日おそうめんを食べて織姫様がちゃんと仕事できますように、って思いながらおそうめんを食べるんだよ”
私はこのこじつけ風の説が大好きです(笑)だけどこの説が好きな理由はもう一つあります。
それは見たことのない織姫様のことを想ってそうめんを食べるということ。
誰かの力になるために、こうして見えない所でお手伝いしてるってステキなことだと思いませんか?
ちなみに、彦星様は牽牛星という名前の通り、田畑を耕しているといわれています。
なので子供から「ねぇ、彦星様は応援しなくていいの?」と言われたら先ほど紹介した具だくさんのめんつゆを指さして、「そこに入っている野菜は彦星様が作ったお野菜だよ」と紹介すれば子どももより一生懸命ご飯を食べるかも!?
その他の七夕の行事食の由来
私は一番ロマンチックな『織姫を応援するためにそうめん食べる説』が好きなのですが、一応他の説も紹介しておきます。
1つは七夕が中国から伝わったということに関連して、中国の索平(さくぺい)というお菓子です。
小麦粉と米粉で作られたこのお菓子は七夕の季節に厄除けのお菓子として食べられていました。
この索平がさくめん⇒そうめんと言葉がなまって伝わってきて、七夕の日にそうめんを食べるという説もあります。
もう一つは天の川の川の流れに見立ててそうめんを食べるという説もあります。シンプルですがわかりやすい説ですね。
七夕に行事食のそうめんを食べて楽しもう!
意外と日本には夜空を見上げて思いを馳せる行事が少ないんですよね。代表的なのは七夕と9月にある十五夜くらいでしょうか。
短冊に願いを書き、そうめんを食べながら、その意味も話して七夕という一日を存分に楽しむ。
季節を感じる素敵な一日になりそうですね。
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