七夕と言えば短冊に書く願い事。
ご自宅で飾る人もいれば、学校や職場で飾る人、ショッピングセンターなどのイベントで飾る人など様々ですが、フトこう思いませんか?
七夕ってなんで願い事してるの?と。
確かに星に関連したお祭りなので、空を見上げるとお願い事をしたくなりますが、誰にお願いして、何個までだったらお願い事を許してくれるんでしょう?
七夕のお願いって誰にしてるのさ?
七夕のお願いってそもそも誰にお願いしてるんでしょう。
夜空のお星さま?織姫様?彦星様?
なんだか色んなサイトを見ると織姫様説が濃厚ですが、私が小さいころにおそわったのは実は別の相手です。
七夕って笹飾りに短冊をつるしますよね?
その笹飾りは本来であれば、七夕が終わった後に川に流します。(今は大体燃えるゴミですが)
その川は天の川につながってます。
その天の川の先にいる人が短冊にある願い事を読んで願いを叶えてくれると私は教わりました。
ほらー、じゃあやっぱり織姫様じゃーん!いえいえ、違います。天の川の先にいるのは私達のご先祖様です。
つまりご先祖様に届くように短冊を吊るしていたという訳ですね。
だから昔はお願い事のスタイルもちょっと違っていて、「叶えてください」というより「お見守りください」というスタイルの願い事だったようです。
まぁ、織姫様も全国各地から寄せられる願い事を一人で対応するのは大変でしょうから、私達のご先祖様たちに業務委託していても不思議ではないですね(笑)
七夕のお願いは何個まで持っていいの?
七夕のお願いにいくつもお願い事をしたら欲張りだと思われて叶わないよ!と、思っているあなた。
実はそんなこともないかもしれません。
というのは、実は七夕の願い事は短冊だけではなく短冊飾りにも願いが込められているんです。
例えば、投網の飾りは魚がうまく取れるようにという願いを込めて。
吹き流しは織姫様のように機織りが上手にできますようにという願いを込めて。
昔から伝わるこれらの飾りにこうした願いが込められているということは、昔の人も1つだけじゃ足りない!と思ってたのかもしれませんね(笑)
そもそも七夕の願い事って叶うの?
きっと七夕が始まったころは七夕飾りの願いからもわかるように「ご飯がたくさん食べられますように」とか「お魚がたくさん取れますように」とか「いい天気が続きますように」とか現実的でなんとなく叶いそうな願いが込められていたのではないでしょうか。
でも最近は「プロ野球選手になりたい!」とか「PS4がほしい!」とか「世界が平和になりますように!」などちょっとスケールが大きくなってきて、織姫様やご先祖様たちも「え、ちょっと叶えるの大変じゃね?」って思ってるかもしれません。
だから1つ1つのお願い事を叶えるのに以前よりも時間がかかってしまって願い事がかなわないこともあるかもしれませんね。
織姫様の星の命は100億年ともいわれています。
「すぐにやるから・・・」と思っても、織姫様の「すぐ」は30年後くらいかもしれませんし。
私達のご先祖様も時間制限がないので、ゆっくりやろうかな~なんて思ってるかも。
だから、そんな天の川事情(?)も考慮して、願い事は叶うかもしれないし、叶わないかもしれないけど、ひとまずは今年も短冊に願いを書いて、届けてみましょうか。
七夕のお願いのまとめ
私たちの願いは天の川に流れ着き、天の川の先にいるご先祖様たちに届きます。その先には織姫様や彦星様もいるかも。
昔の人も今の人も一つでも多くの願い事を叶えてほしいという気持ちは変わらないかもしれません。
書いたらすぐに願いがかなうということはないかもしれませんが、短冊に言葉で書いて願いを託すのは情緒あふれる習慣ですよね。
今年は何をお願いしましょうか?