若手会社員応援シリーズ

新入社員研修に行きたくない!きついし辞めたいと思った私が今思うこと

新入社員研修がきつい新入社員で会社に入ると入社式の後には新入社員研修があります。

会社によって研修の形は様々で、研修の期間も3日もかからず終わってしまう所もあれば、半年かけてみっちりやる所も。

最初の研修だし、そんなにきつくないだろうと思ったら想像以上にハードで毎日半泣き、という人もいるはず。
今回は私も体験した新入社員研修について、ある程度社会人として過ごしてきた今の視点から振り返ってお伝えしていきます。
  

新入社員の研修なんかもう行きたくない!

「あなた方の会社はいわば採用ミスです。」
なんてどぎついことを新入社員研修の時に言い放って話題になった研修会社もありますね。

私が新卒で入った会社はそこまでのことは言いませんでしたが、研修中に辞める人がいたり、研修途中で泣き出す人がいたり、そこそこ厳しい環境での新入社員研修でした。

やっているカリキュラムこそ「会社の理念とは」や「名刺の渡し方、電話対応の基本」や「報連相とは」などよくある内容だったんですが、カリキュラムの最中の指導がなかなかでしたね。
例えば、講師の方が「これについてどう思うか誰か発表してください」と言った時に手を上げますよね?当然、手を挙げる人と手を挙げない人がいるわけですが、手を挙げない人がいると
「あなたたちはいったい何しに来てるんですか?あなたたちが呑気に研修を受けている間にもお給料が支払われるんですよ。(この講師はこのセリフがお気に入りみたいで連発してました)ここで手を挙げないのはやる気以前に遊んでいるのと同じです」と言い放ちます。
すると次から全員手を挙げるわけですが、当然意見がまとまってない人もいます。そうした人が当てられた場合は「すみません、まず手を挙げてから考えようと思いました」みたいな言い訳をするわけです。
でも講師の人はそれで満足なのか「まぁ、やる気は認めますがちゃんと考えてください」と言って、何とかなったりするんですね。

今、普通に働いていて会議の場でこういうことをやったら「なんだあいつ?」ってなりますよね(笑)でも、私の新入社員研修の時はこういうことをやって会社の理想の人材に”矯正”していくわけです。

挨拶一つとっても同じですね。
研修の時は研修会場の入り口で「おはようございます!!!!!」とありったけの声であいさつするわけですが、普通に働きだしたら普通の声であいさつしてます。
ちょっとやり過ぎくらいに思えることでも、研修期間中はやらせることも多いですね。

今考えても新入社員研修には行きたくありません(笑)

新入社員の研修はきついのが当たり前?

私が初めて新入社員研修を受けた会社は会社全体として研修の方針が決まっているわけではなく、部署によってきついところもあれば、緩いところもありますし、きつくやる方針の年もあれば、緩くやる方針の年もあります。

やっている当時はここまできつくやらなくてもいいんじゃないか、という気がしましたが、今振り返ると高校、大学の時の空気感から徐々に社会人モードにするよりも、一気に社会人モードにしたほうがそのあとのそれぞれの部署や事業所に配属された時にメンタルダメージが少ないという判断だったのかなあ、という気がします。
実際、配属されてみると新入社員研修で学んだ基本的なマナーすら出来ていない先輩もたくさんいます。
でも、その先輩をみて「こんなもんでいいか」と思ってしまうと、会社にとっても、新人の今後の仕事にとっても良くないですよね。

新入社員研修をきつくやるのも今振り返ればしょうがない面もあるのかな、とは思います。

新入社員の研修で辞めたいと思う時は

冒頭でもお話ししたように、新入社員研修の際に辞めてしまう人も何人かいましたし、私自身も「研修の段階でこんなに一杯一杯なら、今後の仕事はいったいどうなってしまうん?」とメチャクチャ不安になったことを覚えています。

ですが、今振り返ると新入社員の研修の時はこれまでの仕事の中でもかなりしんどい方だったように思います。なにしろ研修の時は面白いこともほとんどありませんし、自分の行動も「あれやれこれやれ」で常に監視されている感じがします。

それに比べて今は、確かに仕事のレベルや負っている責任は研修の時とは比べ物にならないですが、ある程度自分の中でコントロールして仕事ができますし、常に見張られているわけでもないですし、(ほうれん草しないと、ほんとに仕事の進捗が把握されることはありません)しんどいことが大半ですが、少しは面白みもあります。今は研修の時のような息の詰まる感じはほとんどありません。

新入社員研修の時点で辞めたいと思う時もあるでしょう。
ですが、やっぱりそれはもったいないです。
研修がひと段落して自分の配属先に行くと、「本当に同じ会社?」と思うくらい、雰囲気ががらっと変わることもあります。配属してある程度たつと、徐々に力を入れなければいけない所と手を抜いていいところがわかってくるので、そうなるともっと楽になります。

研修を受けている最中では信じられないかもしれませんが、その段階まで行った時の景色を是非一度は眺めてみてほしいです。

まとめ

新入社員研修の時の絶望感は今でも思い出すことができます。
今振り返るとかわいいもんでしたが、研修を受けている当時は転職サイトも見に行ったりしました(笑)でも、結果的にはそのあと続けてみて良かったです。

もちろん、身体的にも精神的にも「これ以上無理!」となったら、休んだり、辞めたりすることも選択肢の一つではあります。しかし、研修の先にはもう少し開けた世界が待っています。

無事乗り越えられるよう、応援しています!