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センター試験を迎える親の心得!前日の食事や子供にかける言葉は?

センター試験前日親センター試験はほとんどの受験生が受ける一大イベント。
一発勝負の試験であるだけに、受験生本人だけではなく、受験生の親御さんも緊張することでしょう。

今回はセンター試験を控えている子供を持つ親の心得や前日の食事内容、かける言葉とかけてはいけない言葉についてお伝えします。
  

センター試験を迎える親の心得とは!

センター試験を迎える子どもにとって、親の振る舞いで一番うれしいのは「いつも通り」にすることです。

少しでも結果が良くなるようにいろいろしてあげたくなる気持ちもわかりますが、親の方が特別感を出していくと、せっかく子供が自分で心を落ち着けようとしているのを邪魔してしまいます。苦しいことかもしれませんが、グッと我慢していつも通りにするのが一番お子様のためです。

センター試験前日の食事の考え方

センター試験の前日の食事はどんなものを用意すればいいでしょうか?

試験に「勝つ」ということで、トンカツだ!なんて家庭もありますが、胃が持たれやすくなる場合はやめておいた方がいいですね。また、カレーなどの香辛料を使ったようなご飯もお腹の調子が悪くなってしまいやすいです。

冬の時期なのであまり冷たいものは出さないかもしれませんが、例えばサラダなどは温野菜にするなど、全体的に暖かいものを用意すると寝るときもすんなり寝やすくなるのでオススメです。鍋なども体が温まり栄養も取れていいですね。

また、食事内容も大事ですが、食事の量も大事です。張り切って作り過ぎてお腹いっぱいになり過ぎると、当日お腹が痛くなる、なんてことにもなりかねません。
いつも食べている量が一番の目安です。おかずを大皿に盛るとついつい食べ過ぎちゃうなんてこともあるので、こちらでいつも食べている量をお皿に盛って出すのもいいと思います。

このように試験前日の食事は消化に優しいものを食べて、寝つきが良くなるようにできるだけ体を冷やすものは控えて、食事の量もいつも通りにするのがセオリーです。しかし、ポイントはあくまでも「いつも通り」ということ。子供が食べたいと言っていて、調子も出てくるのであれば「大盛カツカレー」でもOKです。

センター試験の前日に親がする準備は?

センター試験当日のために、前日から子供に持たせるものなどを準備する場合は、どんなものを準備すればいいでしょうか?

まず子供に絶対に持たせておいた方がいいものは「交通費」です。家の車で送り迎えをする場合は必要ないですが、基本的には公共交通機関を使うことが多いはずです。

電車やバスの他に、大学の最寄り駅から大学までのタクシー代も持たせておくと、バスに乗り間違えたときなどに安心できます。こうした万が一の際にも必要交通費+αはもたせておいた方がいいですね。

また、センター試験当日はお弁当の他に甘いものを食べて、頭の疲労を少しでも回復させるという人も多いです。チョコレートやクッキー、和菓子など糖分が入ったものは脳の疲れを取るといわれており、このこと自体は間違いではありませんが、一つ落とし穴があります。

ここでもキーワードの「いつも通り」がポイントです。お子様は普段の模擬試験の時にお菓子を食べているのでしょうか?いつもお菓子を食べていないのに、センター試験の時だけ食べると口の中が甘くなっているのが気になったり、なぜか睡魔に襲われたりするかもしれません。

何を隠そう私が現役の時これで一回失敗しています。クッキーを食べたのですが、脳の疲れよりも口の中の甘ったるさが気になってしまう結果になりました。それで原因でうまくいかなかったとは言いませんが、やはりいつもと違うようなことをすると、どこかで落とし穴があるものなのです。

基本的には子供がお菓子を欲しがるようであれば、代わりに買ってきてあげるのはOKです。また、お守り代わりとしてチョコや和菓子を入れておき、「食べたかったら食べてね」というスタンスであればいいかと思います。普段食べていないのに、「脳の疲れが取れるから食べなさい」はやめときましょう。

センター試験の前日にかける言葉とかけてはいけない言葉

センター試験の前には緊張している子供に何か言葉をかけて緊張をほぐしてあげたいと考えるのも親心でしょう。

しかし、現実的にはアスリートの美談のように「あのとき母が欠けてくれた言葉がセンター試験を成功に導いてくれました」のようなことはほとんどありません。なので、特別なことを言う必要はありません。

かける言葉としては現実的に「明日の準備はできているか?」、「お金は足りているか?」、など試験以外のことをスムーズに進められるような確認の言葉をかけるようにしましょう。

逆に「頑張ってきたから大丈夫!」という励ましの言葉や「試験は一回だけじゃないから」のような予防線のような言葉は必要ありません。年齢を考えてもこうした言葉を貰っても素直に受け取れないことが多いのです。
基本的には試験のことはこちらからは口に出すべきではありません。子どもから「センター試験不安だなあ…」という言葉が出てきたときは、「大丈夫でしょ!」と明るく返してあげてください。親としても不安かもしれませんが、それは隠さなくてはなりません。

まとめ

今回はセンター試験の親の心得として前日に気を付けておきたいことをお伝えしてきました。

何度か記事内でもお伝えしたようにキーワードは「いつも通り」です。親の方が慌てたり、緊張したりしていると子供に伝わります。残念ですが、親が出来ることは実際にはほとんどありません。だからこそ、子どもが最大限力を発揮するためにいつも通りにして、後悔ないセンター試験を迎えられるようにアシストしましょう。

上手くいくことを願っています。