行事・習慣

冬至にゆず湯に入ったら痛い!子供が痛がる時のゆず湯の入れ方は?

ゆず湯子ども痛がる冬至の日には体に温まるゆず湯に入るのが、日本に昔から伝わる慣習になっています。

確かにゆず湯に入るといつもよりも体がポカポカしてとても気持ちいいのですが、一方でゆず湯に入ると体がピリピリと痛みを感じることがあります。

今回は特に子どもがゆず湯で痛みを感じた場合、どのように対応していけばいいのかお伝えしていきます。
  

冬至でゆず湯に入ったら痛い!

体がポカポカと温まるはずのゆず湯でなぜ痛みを感じることがあるのでしょうか?考えられる原因はこんなことです。

  1. ゆずの成分が肌に刺激を与える。
  2. ゆずにはリモネンというお肌をすべすべにしてくれる成分が入っていますが、小さい子供や敏感肌の人はこのリモネンの成分がピリピリとした痛みの原因になってしまうことがあります。
    特にお風呂の中でゆずを強くもんだり、果汁が出るように輪切りにしたりしていると、リモネンもより多く出るので、肌が反応してしまいやすくなります。

  3. アレルギー反応になっている。
  4. 最近は柑橘系の果物にアレルギー反応が出てきてしまう人も増えてきました。ちょっとでも口に入れたら体に反応が起きてしまう人から、ほんの少し気分が悪くなる人までアレルギー反応の差は様々です。
    ゆずに対してアレルギー反応を起こすことによって、肌の痛みを引き起こしている場合もあります。

  5. 子供のすり傷などに反応している。
  6. 子どもならではの原因ですが、子どもは日中活動している時、いたるところにすり傷や切り傷などの小さな傷を作っています。元気印でいいことですが、こうした傷がいつもよりも刺激的なゆず湯に反応して痛みを起こしているということも考えられます。

この3つが主に子供がゆず湯でピリピリと感じる時に考えられる原因です。大人だと肌が強くなり、自分の体の状態も自覚できるのですが、子どもは結構肌もナイーブなので、ゆず成分が濃いお風呂だと痛がってしまうかもしれませんね。

ゆず湯に子供を入れる時に確認したいポイント

ゆず湯に子供を入れる時は、まず子どもの状態を確認しましょう。
小学校低学年くらいまでの子供はまだまだ肌が敏感な子も多いので、よくチェックしたいですね。

切り傷やすり傷があると、ゆず湯はかなり染みて痛くなっちゃいます。転んだ時の傷は目立つのでわかると思いますが、子どもが家の中でカーペットの上をゴロゴロした時なんかも結構小さな傷が無数にできてしまってることもあります。パッと見て、心配ならゆず湯は辞めといた方がいいですね。

冬至のゆず湯の入れ方は?

あまり刺激のないゆず湯にするためには、1つの湯船に入れるゆずは3~4個程度にしておきましょう。

そして大事なのが、ゆずを切らずに丸ごと入れること。ゆずを輪切りにしたり、果汁が出やすいように所々に穴をあけてしまうと、ゆずの中の成分がお風呂に広がってしまって、痛くなってしまいます。
お湯をためる段階からゆずを入れておけば、無理に果汁を出さなくても十分ゆずの香りは漂ってきます。

子どもがゆずをいじれないように、大きめのだし袋や木綿の袋の中などにゆずを入れておくのもいいですね。やっぱり子供としてはゆずが浮かんでいれば、どうしてもいじくりたくなっちゃいますからね

先にゆずを切って、果汁を全てお鍋の中に出しておき、果汁とお湯で“ゆずエキス”を作っておいて、子どもの様子を見ながら、ゆずエキスを注ぎ足していくという方法もあります。
中身をくりぬいたゆずはそのまま入れておけば、子どもが浴槽の中でいくら揉んでも刺激の成分が広がることはないので安心です。

まとめ

今回は、冬至の冬に定番のゆず湯で子どもの肌がピリピリと痛むときの原因とその対応方法をお伝えしてきました。
寒い季節にゆず湯に入ると本当に体がポカポカとして確かに風邪もひきにくくなる気がします。だからこそ、安心してゆず湯にはいれるようにしていきたいですね。