1月中旬にはセンター試験がやってきます。
よほどのことがない限り、ほとんどの受験生がセンター試験を受験することになります。
文系でも理系でも重要な科目になってくる英語。大きな山場の一つになります。現役生の時一度センターを経験している分、浪人生は有利な面もありますが、逆に油断につながることもあります。
今回は浪人した時のセンター英語の対策についてお伝えします。
浪人して迎えるセンター英語の心構え
センター英語は特に長文問題を中心にここ数年何らかの改変を繰り返しています。全体的には地力がついていれば対応できる問題ではあるのですが、いざセンターの問題を見たときに見慣れない形式の問題が出てくると焦ってしまいやすいです。
2016年はご存知の通り、大問5の形式が大きく変わりましたね。難易度そのものは極端に難しくなっているわけではありませんが、問題構成の見た目から変わると焦ってしまうこともあります。
浪人生は現役生の時と比べて問題量をこなしています。それがうまくはまる時もあるんですが、現役生の時のように「なるようになれ!」みたいな気持ちにはなれないので、一度こうした焦りが発生するとドツボにはまってしまう浪人生もいます。
私の友人もセンター試験当日にちょっとした焦りから気持ちを切り替えられずに、センター試験に失敗してしまったことがあります。もう二度と失敗したくないという気持ちが強い分、実力はあるのに、歯車が狂ってしまうと立て直しが難しくなってしまいます。
浪人生がセンター本番で実力を発揮するために、キーワードになるのは「焦り」です。
出来るだけ焦らないようにするために、センター英語で焦ってしまうポイントをあらかじめ把握しておいて、本番で持っている実力を発揮するようにしましょう。
センター英語で焦る原因を把握しておく
センター英語で「焦り」が生み出されるポイントはいくつかあります。事前にこれらのポイントを頭の中で整理しておけば、自分自身を落ち着けることが出来ます。
1.問題形式がいつもと違う
先ほどもあげたようにセンター英語は他の科目に比べて、出題形式が変わりやすい科目です。全ての大問が一斉に形式を変えることはあまり考えられませんが、逆にここ数年の傾向を見ると、全く同じということも考えにくいでしょう。
ただ、たとえ問題形式が変わっても、全体の難易度はそれほど大きくぶれることはないです。問題形式が変わっても難しくなるわけではないことを覚えておきましょう。
2.思ったよりも時間がかかってしまった
センターの過去問を解くときに、自分の中でどの順番で解くか、また、どれくらいの時間配分で解くか、決めている場合もあると思います。センター英語の時間配分が重要なのは間違いありませんが、あまりきっちり決めすぎると思った通りの時間配分で進まなかったとき、かなり焦ってきます。
センター試験は教科全体の平均点は6割になるように作られていますが、大問ごとでみれば、難化する大問も易化する大問もあります。当然難化している問題にあたればその分時間がかかります。
過去問を解くときは時間配分をきっちりするのもいいですが、それぞれの大問で最大かかってしまうかも把握しておきましょう。想定の時間通りにいかなくても、どこかで時間は調整できます。
3.リスニングで出来なかった問題の切り替え
なかなか普段からの対策も難しいリスニング。浪人生でもなかなか何度も対策のための勉強ができないので、苦手とする人も多いです。
自分のペースで問題を解きにくいので、一度わからない問題があるとその問題が気になってしまって、後の問題に集中できないという悪循環が生まれやすいです。音声が流れてくる前に問題文をよむなど、テクニック的な面も大事ですが、どうしてもわからない時はスパッと切り替えましょう。
この切り替えをしていこうという気持ちを事前に持つだけで焦りによる失点を防ぎやすくなります。
センター英語本番を迎えるまでにやっておきたいことは?
センター試験の英語はやはり最終的には長文読解の出来によって、点数が左右されていきます。長文は単語や熟語の知識の他に文法なども抑えなければいけませんが、センター試験の問題の出し方になれることも大事です。
文章そのものを丁寧に訳さなければいけない場面もありますが、大まかな意味をつかんでおけば解ける問題もたくさんあります。
直前の勉強で一気に実力をつけることは難しいですが、力を入れるとしたらやはり長文です。2007年以前の過去問には2016年の大問5で出たような物語形式の問題がありますので、苦手なら過去問をさかのぼって解いておきましょう。
本番でも自己最高得点はマークできます。最後まで粘り強く勉強していきましょう。
まとめ
今回は浪人生のセンター英語の対策についてお伝えしました。
私も浪人していたので、センター直前のプレッシャーはよくわかります。現役生でセンター試験を受けるときとはまた違ったプレッシャーがありますが、プレッシャーに足を引っ張られることなく実力を発揮していきましょう。
どうかセンター試験がうまくいくことを願っています!