ただの雑記

ゲームは小学生なら1日何時間?子供への影響と結びたい約束は?

小学生の1日のゲームプレイ時間小学生の子供を持つ親御さんにとってお子さんが熱中するゲームは悩ましい問題ですよね。
ある程度熱中するのはしょうがないですし、面白そうなので分かる面もあるのですが、やっぱり勉強やその他色んな経験をする時間もあってほしいというのが本音です。

小学生のお子さんがゲームをやる時にどのようなスタンスにするのがいいのでしょうか?

  

ゲームは小学生なら何時間がいいの?

ゲームは1日1時間!…と昔なら言われてましたが、最近のゲームはボリュームがあるものも多く、1日1時間では、やりつくせないゲームも多いです。
大体1つのゲームをクリアするのに50時間前後はかかるゲームも多く、そうなると約2カ月くらいはゲームクリアまでかかります。
さらにやり込めるゲームであればもっとプレイできます。

お子さんは当然このことを肌で感じているので、少しでもゲームを進めたいのに「1日1時間よ!」と言われたら「全然進められないじゃん!」となってしまう訳ですね。

一方で親の側からすれば学校から帰って宿題も当然あるし、ご飯の時間だってあるし、外で遊んでほしい気持ちもあるし、小学生だから早く寝てほしい気持ちもあります。
ゲームばかりだとちょっと困ってしまいます。

さて、そんな親と子供のお互いの気持ちを解消させる丁度よい『ゲームの1日○時間』はあるのでしょうか?

結論を言うと私はこの1日○時間という設定はもはやナンセンスだと感じています。
それよりも別の形で制限するべきです。

ゲームを小学生の子供がやる時の約束

恐らくこの記事をご覧頂いているのは「ゲームは1日○時間できっちりやることがお子さんのためです!」という言葉を探してきたからだと思います。
それなのに、1日○時間はナンセンスだとお伝えするのは心苦しいですが、ちゃんと理由があります。

今私の周りで仕事ができて、出世もして、評価が高まっている人はどんな人だと思いますか?
何時間も会社にいて仕事をしている人ではなく、仕事を効率よく回して、家族の時間やプライベートの時間もきっちりマネジメントすることができる人です。
プライベートの時間を充実させることで周りの人や部下にも色んな形で接することができるのです。

1日○時間勉強しなさい、1日にゲームができる時間は○時間です。
これらはもはや時代遅れの考え方になりつつあります。
出来る社会人が仕事を終わらせたあと、プライベートの時間を自由に楽しむように、やるべきことをやった後は小学生だってプライベートの時間を楽しむようにするのは何ら不自然なことではないです。

徹底させるべきは「やるべきことを必ずやらせる」ということです。
具体的に言えば宿題や習い事など。これらを守れないようであれば、ゲームはやらせないというスタンスが大事です。
逆にいえばやるべきことができているのであれば、いくらでもゲームをやってもOKです。

ただし、時間で縛ることはナンセンスでもどんな時間も無制限にやっていいわけではありません。
お子さんの成長を考えて親子で取り決めしてほしいルールもあります。

ゲームをやっていい時間帯を制限する

子供も大人もそうですが、寝る前のゲームは睡眠を浅くします。
子供であれば就寝する2時間前にはゲームをやらないようにしたいです。
小学生のうちは特に成長ホルモンの分泌も盛んなので、質が高い睡眠をとるためにも寝る2時間前からはゲームを禁止しましょう。
その際、ちゃんといい睡眠をとってほしいからという理由もお子さんに説明しましょう。

このほかにも理由が説明できるのであれば、ゲームをやってはいけない時間帯を設定するのはアリです。

食事中や家族で話す時間の時は絶対にやらせない

時々、ファミリーレストランなどで携帯ゲームをやっているお子さんがいますが、ああいったことは絶対にやめさせるべきです。
食事中は食事と家族との会話に集中させる。テレビは見てもいいですが、ゲームは絶対にやらせてはいけません。

理由は食事をしている最中に自分のことだけをやるようにするのは相手にとても失礼だから。
お子さんに教える時は「せっかくご飯をつくったのに、ゲームに夢中でご飯をちゃんと食べなかったら作った人はどんな気持ちになるかな?」と教えましょう。

こうしたことをちゃんと教えないと、大人になってから食事中にスマホをいじるような大人になります。
大事なデートの時にこれをやったらフラれますよ。

どんなゲームなのか、親も把握する

子供がやっているゲームを一方的に買い与えるのではなく、どんなゲームなのか親も把握しておくとコントロールがしやすくなります。

ゲームをプレイする必要はないですが、公式サイトにアクセスしてゲーム概要や紹介ムービーなどを見ておくだけでも大体どんなゲームかわかります。
また、少し過激な表現があるゲームで心配だと思えば、注意することもできます。

子供がゲームに関して親に反発するのはあまりにも親がゲームに対して偏見を持ち、一方的に制限することで生まれるパターンも多いです。
どんなゲームかくらい知っておきましょう。

最近は親もゲームをコントロールしやすくなってきました

ゲームや携帯のインターネットアクセスは親もあらかじめ制限をかけられるようになってきました。

また、最近では先日発売されたNintendo Switchで子どものゲームのプレイ時間をスマホのアプリ経由で教えてくれたり、ゲーム画面にあらかじめ設定した時間をオーバーすると警告画面を出してくれる『Nintendo みまもり Switch』という機能もできました。

これらの機能を使いながら上手にお子さんのゲームをコントロールしてあげましょう。

ゲームをやることで小学生への影響は?

昔はゲームをやることで頭が悪くなる、のような通説がありましたが、正直周りを見回してみると関係ないように思います。
ゲームに限らず自己コントロールができない人はどちらにせようまくいきません。

ゲームをやることそのものが悪なのではなく、ゲーム以外に何もやらせないことが悪です。
宿題をやった後にゲームをやるもよし、漫画を読むもよし、家族で映画を見るもよし、本をじっくり読むのもよし、色んな面白さを伝えてあげることで子供は成長します。

ただし、先ほどもチラッと触れたように、ゲームの中にはお子さんがやるのにはふさわしくない過剰な表現が含まれているゲームも中にはあります。
その判断をするのはゲームを買う時に記載のある『CERO』という記載です。
CERO Aだと全年齢対象、CERO Bだと12歳以上対象~…というような基準がありますので、心配であればゲームを買う時に確認するようにしましょう。
(必ず公式サイトに記載があります。)

ちなみにCERO Bまでは普通のゲームも多いですが、CERO C(15歳以上対象)からはよくよく考えたほうがいいかもです。

小学生とゲームのまとめ

今回はきっと賛否両論あるであろうトピックスにしてみました。
「確かに」と思ってくれる方もいれば「そんなのただの理想論!」と一蹴される方もいるでしょう。

ただ、私が今の時代に即して考えるとやはりゲームは1日○時間という制限ではなく、別の形の制限がふさわしいと感じます。
やるべきことをやったら自由にどれだけやっていいというスタンスは最初は戸惑うかもしれませんが、「どうせ宿題ダラダラやっても1時間しかやれないし…」と「早くやったらその分だけゲームもやれる!」という違いにもつながります。

ただ、小学生の間には寝る前のゲームや食事中のゲームなど体やマナーのことを考えてしっかり教えなければいけない場面もあるので、そういった部分は理由も合わせてしっかりお子さんに伝えましょう。

一方的に押さえつけるのではなく、ゲームと上手に付き合っていくことが大切です。