行事・習慣

カーネーションの鉢植えが枯れる時のつぼみの扱いと手入れ

カーネーションが枯れるのを防ぐために母の日に贈られることで有名なカーネーション。
真っ赤なカーネーションやムーンダストと言われる紫色のカーネーションなど様々な色合いで楽しませてくれますね。

そんな綺麗に咲くカーネーションですが、思ったように咲いてくれなかったり、つぼみが開かずに枯れてしまうなんてことも。
カーネーションを綺麗に鑑賞するために、どのように手入れをしていけばいいのでしょうか?
  

カーネーションの鉢植えが枯れる…

まず前提として覚えておいてほしいのが、カーネーションは意外とはかない花で、枯れてしまうこともよくあります。
特に母の日に贈られる花は、プレゼントしてもらった時が最も綺麗に咲き誇っていて、あとは少しずつ枯れてしまうということもよくあることなのです。

もちろん手入れをすることによって長持ちすることはありますが、元気に育て続けることが難しい花ということは覚えておいてくださいね。

特に大きめのカーネーションは、長くても一か月はもたないことが多いです。
大体2週間程度で枯れてしまうこともよくあります。

カーネーションのつぼみが枯れる時にはどうする?

カーネーションをもらったときに、咲いている花もあれば、つぼみのままの状態のものもあると思います。
咲いている花はいつか枯れてしまうことがあることはわかりますが、つぼみまで変色したり、枯れてきてしまったりすると「え~、なんで~?」と思ってしまいますよね。

実はカーネーションのつぼみは全てが花開くわけではなく、途中で枯れてきてしまうものもよくあります。

カーネーションをプレゼントしてもらってからの手入れとしては、花に水を直接かけずに、土を湿らせるように水をあげることと水のあげ過ぎには注意すること、そして、枯れた花は切り取っておくことです。
また、カーネーションに限りませんが、花は日に当たることによって花を咲かせるので、日の当たる場所に置いておくことも大切です。
これらのことをやっても咲かずに枯れてしまうつぼみは、残念ながらその後に花を咲かせる可能性はかなり低いです。
切ないですが、そんな咲かないつぼみも切り取ってしまった方がカーネーション全体としては元気な状態を保ちやすいでしょう。

鉢植えのカーネーションへの手入れ。

カーネーションの手入れの基本は

  • 風通しの良く、日の当たる場所に置いておく
  • 水は花にはかけずに土を湿らせるようにかける
  • この二つが基本です。

    また、高い気温に弱いお花なので、出来るだけ涼しい所に置いておくのも大切ですし、花が混みあってきて蒸れてしまいそうなときは適度に花茎ごと切り取ってしまい、通気性を良くすることも大切になってきます。

    これらの手入れの中で、特にカーネーションを早く枯らしてしまう失敗の多くが水やりです。
    枯らしたくないからと水をお花の上からジャバジャバとかけるようにたっぷりあげる人が多いですが、実はその水の上げ方がかえってカーネーションを弱らせてしまいます。
    土が軽く締めるようにやさしく上げるのがコツです。

    ここまでしても母の日にプレゼントしてもらったカーネーションはなかなか持たないことが多いです。
    長期的に育てたい場合は、植え替えるという手もありますが、カーネーションの植え替え時期は大体9月ごろであることと、苗から育てるカーネーションと違って、母の日でもらうカーネーションは植え替えても思ったように成長していかないことがあることは覚えておいてください。

    まとめ

    せっかく貰ったカーネーションを元気にさせたいという思いがある一方で現実的にはなかなか貰った状態をキープさせたり、より多くの花を咲かせるということが難しい面があるのがカーネーションです。意外と繊細な花なんです。

    基本的なお手入れはしっかり行っていき、元気に咲き誇っている花を見届けてあげましょう。
    そして、花が枯れてしまったらそのまま土に戻してあげるか、植え替えて育てることに挑戦してみましょう。

    枯れてしまうのを見るのは切ないですが、それもまたカーネーションという花を楽しむ一部分です。
    元気に咲く姿も枯れる姿もまるごと愛でていきましょう。