浪人が決まった時に、予備校に行かずに勉強する「宅浪」スタイルの時は、お金がかからない代わりに自分で環境を整えていかなければなりません。
特に一日の大半を勉強に費やす以上、勉強場所の問題は宅浪する時には真っ先に考えなければなりません。
宅浪する時の勉強場所はどこがいいのでしょうか?
宅浪する時の勉強場所
宅浪は「自宅浪人」の略ではありますが、だからといって自宅で勉強しつづけるというのはよほどメンタルが強くなければ無理です。
自分の家から出ないとメリハリもうまくつかないですし、集中力も落ちてしまって勉強のパフォーマンスも落ちてしまうでしょう。
予備校に通っていれば予備校の自習室という選択肢がありますが、宅浪ではそうもいきません。
しかし、自宅以外でもちゃんと勉強できる場所はあります。
勉強場所は図書館以外でどこがある?
自宅以外の勉強場所として真っ先に思い付くのは図書館でしょう。静かな環境であり、自習スペースが充実している図書館も多いです。
しかし、場所によっては自習禁止だったり、人が多くて座れないこともあります。
そんな時に利用できる場所を紹介します。
- カフェ
- ファーストフード店
- ファミレス
- フードコート
- 地域の公民館
- 有料自習室
- 高校の図書館、大学の図書館
- 公園
スターバックスやドトールなどのカフェには勉強している学生も多くいますね。
カフェ側としては勉強を推奨しているわけではないのですが、空いている時間であれば勉強しやすい環境でしょう。
特に平日の午前から16時くらいまでは比較的空いていることが多いです。
ただ、やはりコーヒー一杯で何時間も居座るのはあまりよく思われません。何度か注文したり、1週間のうちに毎日ではなく何回か回数を決めて行くようにしましょう。もちろん混みあってきたらあまり長居しないようにするのも大事です。
ちなみにコーヒーチェーンの中で一番長時間いても嫌われないのはコメダ珈琲です。近くにコメダ珈琲があれば利用してみましょう。
小さいお店は無理ですが、そこそこ大きなお店であればファーストフード店も勉強場所になります。
2階以上あるお店であれば、店員さんの目にも触れにくくなります。
利用上の注意としてはカフェと同じく混みあってきたら長居しないようにすることです。
また、カフェよりもお客さんの回転率が高いので、どうしても長居すると目立ってしまいがちです。気を付けましょう。
ファミレスのいい所はお昼時や夕食の時間帯はかなり込み合うものの、それ以外の時間帯はカフェやファーストフード店よりもお客さんが少なく、勉強していても罪悪感を感じにくいことです。
また、テーブルが比較的広いこともいいですね。
ショッピングモールなどに入っているフードコート。
どの時間帯も利用する人は多いものの、その分席数も多いので座りやすいですね。
テーブル席だけではなくカウンター席のような一人専用の席があることも多いので、利用できそうなフードコートが近くにあれば見てみましょう。
場所によっては地域の公民館を開放していることもあります。
スペースは手狭なことが多いものの、利用する人も少ない傾向にあるので、意外と集中できるかも。
意外と穴場になるので一度自分の住んでいる場所の公民館をチェックしてみては?
主に都市部になりますが、自習室を有料で貸し出してくれるところも。
大体一月に8,000円から15,000円くらいです。
いつ行ってもちゃんと座れるスペースがあるのは、かなり貴重ではないでしょうか?
毎回カフェや図書館で場所取りしたりする大変さから解放されるのは大きいですよ。
地域の図書館は自習禁止でも、学校の図書館は当然勉強OKです。
自分が卒業する高校の図書館や近くに大学の図書館がある場合は利用できるか電話で確認してみましょう。
意外と利用させてくれるところもあります。
季節限定、天候限定にはなりますが、公園に出かけて青空の下で勉強するのもアリです。
意外といい気分転換になりますよ。
あと、声を出せるので英語の長文や古文、漢文など音読したいものがある時は公園で音読すると気持ちいいです。
それぞれの場所でマナーを守ろう
言うまでもないことですが、カフェやファミレスはお茶を飲んだりご飯を食べたりするところで本来勉強する所ではありません。
お店側の無言の好意に甘えることになります。マナーはしっかり守って利用しましょう。
宅浪で長い期間利用することを考えたら、「いいお客さん」でいたほうが利用しやすいですよね。
浪人中という自分との戦いではあるものの、他の人に対する気配りは忘れないでおきましょう。
勉強に集中できる場所を2つ以上は持っておく
宅浪する時は自宅の他に勉強に集中できる場所を2つ以上持っておくと気分転換もでき、マンネリ化しにくくなります。
また、一日のうちに午前と午後で場所を変えたりもできます。
例えば、地域の図書館へ開館時間ピッタリに行き、午前中いっぱいまで勉強した後、お昼を食べて午後は別の所で…というスケジュールを立てることもできます。普段は図書館だけど、週に1回は気分転換も兼ねて別の所で勉強する、というのもいいでしょう。
なんにせよ宅浪する時はいくつか勉強に集中できる場所を持っておいた方が勉強もはかどるでしょう。
まとめ
宅浪の勉強場所には絶対の正解はありません。
1ヶ所に絞る必要もなく、日替わりで場所を変えてもそれで集中できるなら正解なのです。
時には少し遠出をしてでも自分の勉強できる場所を1つでも増やしてみてはいかがでしょうか?