行事・習慣

干支の順番の覚え方!子供に漢字の読み方や由来も伝えよう!

干支の順番年の変わり目になると「今年の干支は○○です!」といったように、毎年干支が変わります。テレビやネットで見かけると「ああ~そっかそっか」となりますが、意外と干支って忘れちゃいます。ましてや子供であれば、なおさら覚えにくいし、忘れちゃいますよね。

今回は干支の順番の覚え方やそれぞれの漢字の読み方、順番の由来など子供に伝えたい『干支』についてお伝えしていこうと思います!
  

子供でも出来る干支の順番の覚え方は?

干支を覚えようとしたとき、
ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い、
と何回も繰り返して覚えようとするかと思います。

前半の『ね』から『み』までは、リズムも良くて、覚えやすいのですが、後半の『うま』から『い』は、リズムが悪く少し覚えにくいです。なので、前後半で分けて覚えるようにします。そして、私の場合はちょっとこじつけに近いのですが、後半を桃太郎の物語にして、「鬼に『う』『ひ』-と言わせるために、『さる』『とり』『いぬ』で『い』くぞー!」って覚えました。子供と一緒に「ねーうしとらうーたつみー、うひー、さるとりいぬで行くぞー!」とひたすら一緒に歌うように繰り返すと、子供もなんとなく覚えられるみたいです。あと、私の甥っ子は「『うま』い『ひつじ』を『さる』『と』『いぬ』が『い』じめる」と覚えてました。なかなか斬新です…。

こうして言葉を繰り返して覚えるのもいいのですが、干支を覚える時によくありがちなのが「今年は『み』の年!・・・『み』ってなに?」ってことも起きやすいことです。そこで言葉で覚えてくるようになったら、動画、もしくは絵本や絵と言葉を一体にしたカードを使って、ビジュアルと一緒に覚えるとどの言葉がどの動物と対応するかわかりやすいです。

子供ってビジュアルがついているだけでスグに色々覚えちゃいます。九九はなかなか覚えないのに、アニメやゲームのキャラクターは100も200も言えちゃうのも、ビジュアルと一緒だからですね。それに大人でも十二支の言葉だけはすらすら言えても、言葉と動物が連想できない人も多いです。『み』と聞いた瞬間に「うさぎ!」とすぐわかるようになれば、とても賢い子供だと思われますよ!

干支の漢字の読み方は?

干支の漢字は今ではあまり使われていない漢字も多いので、とても読みにくいですね。あまり書く機会はないかと思いますが、読むことは多いと思うので、一通り読めるようにしたいですね。
子(ね)・・・ねずみ
丑(うし)・・・うし
寅(とら)・・・とら
卯(う)・・・うさぎ
辰(たつ)・・・りゅう
巳(み)・・・ヘビ
午(うま)・・・うま
未(ひつじ)・・・ひつじ
申(さる)・・・さる
酉(とり)・・・にわとり
戌(いぬ)・・・いぬ
亥(い)・・・いのしし
言葉そのものの動物もいますが、例えば『酉(とり)・・・にわとり』など空にパタパタと飛んでいる鳥ではなく、にわとりのことなので、読み方と一緒に何の動物かもしっかり押さえておきたいですよね。

干支の順番の由来って?

干支の順番をただ覚えるのもいいのですが、子供にはどうしてその順番になったのかも伝えたい所ですよね。ただ、残念なことに干支の決まった順番は「これだ!」と決まっている説がなく、いくつか由来があるので、そのことも踏まえて子供に伝えてあげて頂ければと思います。その中で一番子供でも憶えやすく、受けもいいのはなんといっても「レース」の順番で決まったという説ですね。

よーいどん!でスタートすれば、ねずみやうしがトラやうさぎより早くゴールすることはないと思われがちですが、それがこのレースの話の面白いところです。
あらすじはこんな感じです。

昔々、ある年の暮れのこと、神様が動物たちに言いました。

1月1日の元旦に神様の所に新年の挨拶に行けば、1番から12番までその動物の年にしてくれるというのです。

たくさんの動物たちは、我こそはと思い、元旦を心待ちにしました。

ところが、ねこはうっかり神様の所へ行くのを忘れてしまったので、ねずみに聞きました。

ねずみ「ああ、それは二日だよ~」

ねずみはケロッとうそをつきました。

大晦日、
うし「僕は歩くのが遅いから、今夜のうちに神様の所へでかけることにしよう」

夜中に出かけるうしの話を聞いたねずみはこっそりうしの背中に飛び乗りました。

朝が来て、日が昇ると
うし「僕が一番だ!」
うしは喜びました。

ところが、門が開いたとたん、背中からぴょん!とねずみがとびおりてちょろちょろと門をくぐって一番になってしまいました。
うしは二番、そのあととら、うさぎ、たつ、へび、うま、ひつじ、さる、にわとり、いぬ、いのししが入ってきたところで、門は閉められました。
そして、ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い、という十二支になったそうです。

ところで、ねずみに騙されたねこはどうなったのでしょう?

次の日、神様の所へ行き、遅れてくるとは何事だ!顔を洗って出直してこい!と叱られました。

それからねこは毎日、顔を洗うようになりました。そして、ねずみに騙されたことを知って、ねずみを追い回すようになったそうです。
(ぽっぴん紙芝居より)

・・・といったお話です。

うさぎとかめの話のように、ゆっくり歩いてきた動物が一番になると思いきや、ねずみが楽をして一番をとるという大分アクセントの利いた物語になっています(笑)この話は一説ですが、ぜひ子供にもお話を聞かせてあげてくださいね。

まとめ

十二支の順番の覚え方や読み方、由来などについてお伝えしてきました。

サラッと言葉だけ覚える人も多いですが、どんな動物がいて、どんな由来があって・・・と覚えると、年の変わり目をより深く味わえるようになります。是非参考にしてみてくださいね!