行事・習慣

お年玉を大学生でも渡すべき?もらう立場の考えと使い道とは

お年玉大学生毎年年始に頭を悩ませるお年玉。もらう方は気軽にもらえばいいですが、渡す方は毎年出費があって悩ましいですね。

お年玉をいつまで渡すべきかというのもとても迷う問題です。大学生になっても渡すべきか、渡さなくてもいいのか。どちらがいいんでしょうか。

今回はちょっと見方を変えて、実際に渡された大学生の視点からお年玉を大学生に渡すべきかどうかお伝えしていきます。
  

お年玉は大学生になっても渡すべき?

お年玉は大学生になっても渡すべきかどうか。
答えのない問題ではありますが、私の周りの人に聞いたり、インターネット上でのアンケートなどを見てみると、大学生に渡してないという人が大半でした。中には「絶対にありえない!」なんて意見もありました。

…でも、すごく言いにくいんですが、私は大学卒業までお年玉を貰ってました。金額は大体5,000円~10,000円くらいです。

親からはもらってなかったのですが、祖父母やおじさん、おばさんの家からは貰っていましたね。おじさんおばさんの家に子供がいる場合は、暗黙の了解でお互いに渡す金額を同じにしていたみたいですが。

だから、インターネット上で「甘やかされてる!非常識だ!」みたいな意見を目にすると、なんだか申し訳ない気持ちです。渡そうか悩んでいる人も「非常識ならやめておこうか…」なんて思って渡さないという選択をする人も多そうです。

でも、本当に大学生にお年玉を渡すことはありえないことなんでしょうか?

大学生でお年玉をもらう立場はどう思うか

社会的にも一人前だから大学生にお年玉は渡さなくてもいいという意見に対して、貰う側の大学生視点で感じることはどんなことでしょうか?

確かに大学生になると、一人前の大人に近づきます。20歳を過ぎれば法律的にも成人になります。

成人を過ぎれば何にもしなくても人からお金を頂くことに対して、ちょっと気恥ずかしさを覚えることもあります。それにバイトをして、自分でお金を手に入れることもできます。

でも、バイトをしてようがしてなかろうが、正直言ってそんなに裕福な大学生活を送ってるわけではありません。やらなければいけないことも、やりたいことも、たくさんあります。

大学生がすべきことはアルバイトではなく、学生生活にあります。確かに大学に行って何してるんだかよくわからない学生も多いですが、それでも学生生活という時間を自分なりに充実させるように、毎日を過ごしています。
私はアルバイトをしなくて済むなら、しない方がいいと考えています。アルバイトは大学生にならなくてもできます。大学生は大学生の時にしかできないことにエネルギーを使うべきです。

だから私は率直に言って、お年玉はものすごくありがたかったです。そのありがたみでいえば、お金を主体的に使うようになった大学生になってからの方が「本当にありがとう~!」と心の中で思ったくらいです。

渡す側とすれば、お年玉に込められた意味は様々です。新年おめでとうというお祝いの気持ちや学生生活頑張れという気持ちや帰省代の意味を込めてのお年玉など、色んな思いを込めてお年玉を渡します。単に親戚付き合いとして渡すということもあるでしょう。こうした色んな気持ちで渡している人に対して、「非常識だ!甘やかしだ!」と一方的に言うのはいかがなものでしょうか。

渡す側が色んなことを考えて、考えた結果、渡すということになり、受け取る側はしっかり感謝をして、その好意を受け止める。この流れのどこに非常識や甘やかしがあるのでしょうか。

大学生のお年玉の使い道はこんな感じです

大学生はお年玉を受け取った時、どんなふうにお年玉を使うのでしょうか。

私の場合は、生活費の一部にしたり、本を買ったりすることが多かったです。特に4月になると、新学期が始まり、新しい授業のために教授の指定図書などを買わなければいけないことも多いので、4月までとっておいたこともあります。

でも、一方で仲間との旅行代金の足しにしたり、気になっていた小物を買ったりと、いわゆる娯楽に使ったこともあります。ちなみに高校までは全て貯金に回していました。大学生になって、一人暮らしをして、バイトだけでは結構厳しかったので、お年玉はほとんど使っていました。

社会人になった今でも、特にこの使い方に関して間違ったなあと思うことはありません。使うべきタイミングで使ったなあと思っています。

まとめ

今回は大学生にお年玉を渡すべきかどうか、貰う側の視点に立ってお伝えしてきました。

結局お年玉を渡すか渡さないかは、気持ちの面と習慣の面で判断して決めることになります。ネット上にある「ありえない!」という声に引っ張られるのではなく、気持ちとして渡しておいた方がいいと思うかどうか、親戚付き合いの一環として渡した方がいいかどうかを現実的に判断して渡すことになるでしょう。

その時、気持ちの面での判断の一つとして、貰う側の立場の考えをお伝えしてきました。正解はありません。あなたの判断の役に立てばうれしいです。