行事・習慣

お中元の断り方。年配の方からのお中元のお断りの手紙はどう書く?

ご年配からのお中元を断るお中元は贈る方も悩みますが、贈られる方も悩みの種がありますね。
一度贈りあったら贈り合うものと言いますが、もういい加減にやめてしまいたいと思う時もありますよね。

特にご年配の方は義理堅い方も多くお中元を贈り続ける方もいますが、そんなちょっとお断りしにくい相手へお中元を断るにはどうすればいいのでしょうか?
  

お中元の断り方は?

最近では『虚礼廃止』という言葉が出てきたように、形式的にお中元やお歳暮などのやり取りをすることはやめようという流れになってきました。
だから一度贈りあったら途中では辞めづらいのがお中元とはいえ、贈り合わなくなっている会社や家庭もたくさん出てきました。
やっぱり現実的に出費もかさみますからね。

とはいえ、いきなり音信不通にしてお中元を断るようなやり方はよくありません。ちゃんとお中元を断る時は手順を踏んで断るようにするのがマナーです。

お中元を断る時はお中元を貰った後に、お返しのお中元とお断りの手紙をそえてお返ししてお断りするのが一番スムーズに進むタイミングになります。
手紙の例文は後程紹介します。

年配の方から届き続けるお中元を断りたい

特に年配の方は昔からの習慣になっているのか、現在ほとんどつながりがなくてもお中元やお歳暮を欠かさず贈ってくる方もいらっしゃいます。
例えばよくある話なのが、自分のお父さんが会社を退職してからも仕事で付き合いのあった上司や部下、取引先の方からこうしたお中元が贈られてくるケース。
慕われていたという証でもありますが、お返しのことを考えると角が立たないようにお断りしたいものです。

礼儀を欠かさずお断りするためには、手紙を一筆したためてお断りするようにしましょう。

お中元のお断りの手紙例文

お中元のお断りの手紙の例文を考えてみました。あなたの事情に合わせアレンジしながら使ってみてください。

 拝啓
  
日ごとに暑さが増してきましたが、◯◯様にはお元気でお過ごしのことと存じ上げます。

この度はご丁寧なお中元の品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
早速我が家で美味しく食べさせていただきました。

さて、今後はご好意のみ有難く頂戴したいと存じますので、どうかこのようなお心遣いをなさいませんようにお願いいたします。

これまでの温かいお心遣いに心から感謝申し上げます。

はなはだ勝手ながら、ご理解いただけましたら幸いに存じます。

○○様のご健康をお祈り申し上げますとともに、お礼の御挨拶にて失礼いたします。 
      
                           敬具

ポイントはお中元を贈ってくれたことに対する感謝の気持ちと今後は贈らないでほしいということを手紙の中に入れておくことです。

さらに最後に「ご理解いただけましたら…」や「意をお汲み取りの上…」という『察してください』という意味のある文章を1つ入れておくと、相手にさらに伝わりやすいです。この1文は入れておきましょう。

年配の方からのお中元の断り方まとめ

年配の方からのお中元を断る時は、音信不通でいきなり断るのではなく、お中元が来た後のタイミングでお返しの品とお断りの手紙をそえて「もうこれっきり」にしてしまうのが一番角が立たないタイミングです。

手紙には感謝の気持ちと今後はやり取りをしないという文、そして察してほしいという文をいれることで相手を不快にさせずに意図が伝わります。

お断りをするのは勇気がいりますが、ちゃんと手順を踏めば失礼にあたることはありません。
断りたいときはしっかり断りましょう。