潮干狩りに行って持ち帰ってきたアサリは当然ながらそのままでは食べられません。
砂抜きをしないとじゃりじゃりのアサリを食べることになります。
砂抜きをする方法は色々ありますが、今回は一番スタンダードで王道の砂抜き方法を紹介します。
しっかり砂抜きをすれば、お味噌汁はもちろんのこと酒蒸しやボンゴレビアンコなど色んな料理に使えますよ。
潮干狩りで取ったアサリの砂抜きの方法は?
潮干狩りで取ったアサリの砂抜きをするためには、しっかりとした準備と手順が欠かせません。
砂抜きのための準備から紹介します。
潮干狩りで取ったアサリの砂抜きのために用意するもの
アサリの砂抜きをするために必要なものは次の三つです。
砂抜きをする時は潮干狩り場の海水を使うのが一番効率よく砂抜きができます。
潮干狩り場では砂抜き用の海水タンクがある潮干狩り場があることが多いので、もし可能であれば、空のペットボトルに入れていきましょう。
十分な量の海水が持って帰れなくても、人工的に作った塩水と混ぜ合わせても効果があるので、少しでもいいから持ち帰りたいです。
海水がない場合は、一リットルのミネラルウォーターに大さじ1杯の塩を加えて人工的に塩水を作ります。
水道水を使うと失敗する可能性が高いので、ミネラルウォーターを使うようにしてください。
潮干狩りで取ったアサリの砂抜きをやる前に!
さあ、準備が整ったら早速塩水にアサリを…と言いたい所ですが、その前にやることがあります。
水道水やお風呂場のシャワーなどの流水でアサリを洗ってください。
というのも、アサリの表面には意外と多くの砂や汚れがついています。
最初に洗い流してしまった方が効率的に砂抜きできます。手でガチャガチャと洗い流してしまいましょう。
いきなり塩水にドボン!といれる人が多いですが、塩水が汚れやすくなるので、綺麗に砂抜きしにくくなります。
いよいよ潮干狩りで取ったアサリの砂抜き
アサリをざっと洗い流したら、いよいよ砂抜きに入っていきます。
アサリをトレイの中に入れて、アサリがギリギリ隠れるくらいまで塩水を入れます。
あまり多く海水を入れなくても大丈夫。
海水を入れたら上から新聞紙をそっとかぶせておきます。
アサリは暗くて静かな所の方が砂を吐き出しやすいので、新聞紙をかぶせたら静かな所に置いておきましょう。
潮干狩りの砂抜きにかける時間
アサリの砂抜きは時間管理も大切です。長すぎても短すぎてもうまくいきません。
潮干狩り上の海水を使ってやった場合で約2時間。人工塩水を使ってやった場合で約3時間です。
また、潮干狩りをやった時期によっても砂抜きにかかる時間が違います。
6月以降に取ってきたあさりは上記の時間に+30分くらいやるとちょうどいい感じになります。
また、しっかり砂抜きをしたいと思う時は長い時間塩水につけるよりも、2時間程度を目安に一度塩水を取り換えたほうがよりしっかり砂を抜くことができます。
同じ塩水に長い間つけていても塩水が汚れてしまいあまり効果を発揮しません。
潮干狩りのアサリは塩抜きも欠かさずに
砂抜きが完了したらそのまま料理に使うとやたら塩辛いアサリになってしまいます。なので、砂抜きとセットで塩抜きもしましょう。
塩抜きをするときは砂抜きで使った塩水を捨てて、1時間くらいおいておきます。そうするとアサリが塩水を体外に出します。
塩抜きをしたら最後にもう一度水道水やお風呂場のシャワーでアサリを洗い流してください。砂抜きをしている時に出てきた砂がアサリの表面についているので、最後に洗い流すのもとても大事です。
これでアサリの砂抜きと塩抜きは完了です。
食べる分は料理に使い、食べきれない分は冷凍保存しておきましょう
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潮干狩りのアサリの砂抜きのまとめ
潮干狩りのアサリの砂抜きをするために準備するものは底が平らのトレイ、潮干狩り場の海水、新聞紙です。
海水や新聞紙は他のものでも代用可能です。
砂抜きをする時は海水につけるというイメージがありますが、その前に流水であさりを洗い流すことが大切です。
アサリがピッタリ隠れるくらいまで塩水を入れたら、大体2時間から3時間くらいおいておきます。
しっかり砂抜きをしたい場合は途中で新しい塩水に入れ替えましょう。
砂抜きをした後は、塩抜きと仕上げの水洗いも忘れずに。
アサリの砂抜きは色んな方法がありますが、裏技的なことをやって失敗してしまうことも少なくありません。まずは基本のやり方からやってみることをおススメします。