がんばる学生たち

試験監督のバイトってどうなの?初めてやる人へ仕事の流れやコツなど

試験監督のバイト楽なバイトのイメージが強い試験監督のバイト。
受験する側からするとずっと試験会場の前で立っていれば終わるイメージがありますが、実際の所はどんな感じなのか試験監督のバイトに興味がある方は気になるのではないでしょうか?

今回は試験監督の仕事の流れやイメージとギャップがあることなどどんな感じなのかお伝えしていきます。
  

試験監督のバイトってどうなの?

大学入試のセンター模擬試験のような試験から英検や漢検などの検定試験まで色んな試験があります。日本全国でいえば、毎週何かしらの試験が開催されているといってもいいですね。

規模が小さい試験では試験監督のアルバイト募集はほとんどありませんが、規模が大きい試験ではアルバイトの募集があります。

受験する側からするとマニュアル通りにアナウンスをして、問題などを配って後は適当に試験期間中に会場を見回っていればいいようなイメージがあり、とても楽なバイトのイメージがあります。
ネット上でも「バイト 楽」で検索するとほとんどのページで試験監督の仕事は楽でオススメです!と書かれています。

確かに試験監督は楽な面もあるのですが、受験者側からは見えない大変な部分もあります。また、同じ試験監督でも楽な試験監督と大変な試験監督があります。初めて試験監督をやろうと思っている人はイメージが付きにくい部分もあると思いますので、応募から実際にどんなことをやるのかまで、順番に流れを紹介していきます。

試験監督バイトを初めてやるときは

試験監督を初めてやる時の流れを紹介します。応募の流れ、時給などの条件、面接の流れ、前日準備、当日の流れと紹介していきます。

試験監督の応募の流れ

試験監督をやる際はまずアルバイトに応募しなければなりません。

大学などで行われる試験はその大学が直接応募をかけている場合もありますが、ほとんどの場合は派遣会社などを経由して試験監督のバイトをすることになります。

派遣会社に登録して、仕事の紹介を貰う場合もありますし、「an」や「マイナビバイト」などの求人サイトで「○月×日試験監督募集!」というような求人広告が出ている場合もあります。
あとは現在大学に通っていたりすれば、大学内だけで試験監督のバイトの募集の掲示が出ていたりすることもありますね。基本的には派遣会社に登録しておいて、あとはこまめに短期バイトなどの募集などを見ていくと見つかります。

試験監督の時給などの条件は?

試験監督の時給は大体1,000円から1,500円くらいです。体感ですが、1,000円が一番多いように感じます。交通費は出る所と出ない所がありますが、基本的には出ないことの方が多いです。

応募してくる人の男女比は大体6:4くらいですが、女性も比較的多いです。年齢層も学生から60代くらいの人までかなり幅があります。単発で終わり、土日にやることが多いので会社員の方も副業で入っている方も多いです。

試験監督をやる時の面接はどんな感じ?

試験監督のバイトは本格的な面接はほとんどやりません。が、面接がある場合は試験監督にふさわしい身なりをしているか、勤務条件の確認(一日ちゃんと出勤できるか、交通費や給与の確認)などをして終わることが多いです。
身なりと言っても黒いスーツスタイルで来ているか、派手な色に髪を染めていないかなど基本的なことです。グレーのスーツなどは厳しいかも。でも、よほど変な格好をしてない限りは大丈夫。面接とは少し違いますが、試験本番の前にその試験の説明、会場の設営、オリエンテーションなどをかねて集合させられることがあり、その時に確認や身なりなどに問題があれば指摘されることになります。
ちょっと厳しいところでいうと特に女性の場合は音の出るヒールなどの靴は履いてこないでと言われる場合もあります。

試験本番前日の準備

試験監督のアルバイトが決まると、試験当日の流れを確認することになります。確認の方法は試験監督の手引きの冊子が郵送されてくるか、メールなどで当日の流れが送られてくるか、専用サイトにアクセスして試験の流れや注意事項をよむといった流れになります。
私はやったことはありませんが、日本で一番規模の大きい試験と言ってもいいセンター試験本番は受験の手引きも数百ページに及ぶ受験の手引きがあるそうで、読むだけでもかなり大変です。
さすがにそこまでのものはありませんが、やはり単発バイトであるためこうした事前のマニュアル読み込みなどはお願いされることも多いです。

規模が大きい試験の場合は試験本番の前日(あるいはもっと前の日)に試験会場に行って出来る範囲で当日の準備をしたり、当日の流れを確認したりするオリエンテーションのようなものがある場合もあります。
当日は意外と時間がないことも多いので、特に初めてやる場合はこうしたオリエンテーションがある場合は積極的に参加したほうが流れがわかりやすいです。

試験本番当日の流れ

試験本番当日は大体試験開始時刻の1時間から2時間くらい前までに出勤して当日の会場準備を行います。

規模が小さい会場であれば会場の設営も楽ですが、受験者数が大きい会場などはそのぶん設営も時間がかかるので、意外と時間がかかります。会場の掲示物や試験問題の運び込みなども自分たちでやらなければいけないので、意外と忙しい時間帯です。
特に初めてやる人はこの辺りは受験者側で見ていない所(受験する側はあまり意識しない所)なので、戸惑うことも多いです。

試験時間が近くなってきたら、受験者が会場に入ってきますので席の誘導をしたり、会場の環境設定(暑い、寒い)などの要望があれば調整します。この辺りは正直そんなに難しくないですね。

試験時間になったら問題を配り、必要事項をアナウンスします。試験が始まったら会場内を巡回して出席確認をしていきます。出席確認は人数が多いか少ないかで大変さが全然違います。
広い会場で受験者数も多いと、確認するだけでも時間がかかりますしミスも起きやすいです。

試験時間が終わってからはセンター試験模試のように次の科目の試験があるものなのか、検定試験のように一回きりなのかによって、やることが違ってきます。
次の科目がある場合は試験時間中に次の科目の問題を準備したり、回収した回答用紙の枚数が合っているか、不備はないかなどを確認しなければいけないので、正直のんびりと前で立っている余裕はほとんどないと思います。

基本的には一度試験が始まってしまえば同じサイクルの繰り返しではありますが、特にいくつか科目があるような試験では試験時間中もやらなければいけないことが多いので、初めてやる人は「意外と忙しい!」と思うのではないでしょうか?

試験が一通り終わった後は、回答用紙をちゃんと回収しているかなどを確認します。一通り終わったら設営した会場を片付けて終わりです。

試験監督のバイトのコツや想像と違うことなど

試験監督の仕事の流れを簡単に説明してきました。
その試験ごとにルールややり方があるので、おおまかな流れの説明にはなってしまいますが、特に

  • 試験開始前の準備は意外と大変
  • 試験時間中もボーっとしてられる時間は実はあまりない
  • という受験者側からは見えない部分でイメージのギャップはあると思います。

    試験監督のコツとしては、なによりまず正確さを意識することです。
    受験者数のチェックや回答用紙枚数のチェックなど数え間違えるとかなりややこしいことになります。しかも試験は一日しかないので、あとからリカバリーすることが難しいです。

    スピードもある程度重要ですが、初めてやる場合はまずは正確にやることを意識していたほうが怒られないです。

    また、基本的には立ち仕事が多いので、一日やると意外と体力的にもぐったりすることが多いです。受験者から見られているので、気の抜けた表情もしにくいですしね。

    せかせかと動く仕事ではありませんし、人と接する仕事ですが、お店のように頻繁にやり取りをする接客ではないので、そういった面では確かに楽な部分もあります。しかし、「立っているだけでお小遣い稼ぎ!」のような楽なイメージを持っているとかなりイメージギャップがあるでしょう。

    まとめ

    今回は試験監督のバイトについてお伝えしました。試験というまじめなものではありますが、運営スタッフとして試験監督をやっているとやはり終わった時には達成感もあります。一生懸命問題に取り組んでいる受験者をみるとこちらも元気になります。機会があればぜひ一度やってみてください!