日常生活のワンシーン

引越し挨拶はアパートに単身で済む時必要?しないと何か困ることある?

引越し挨拶するべき?今いる所を離れて新しくアパートに住むときは自分の部屋や周辺環境も気になりますが、同じアパートにどんな人が住んでいるかも気になるところ。
突っこんだ人間関係になるのは面倒ですが、逆にどんな人が住んでいるのか全く知らないというのも少し不安になりますよね。

こうした人間関係や新生活の不安を解消するために、引越し挨拶をするのがマナーと言われることもありますが、この引越し挨拶は行うべきなのでしょうか?
今回はアパートに単身で済む場合の引越し挨拶についてです。
  

引越し挨拶はアパートに単身で住む時どうする?

引越しした時に挨拶するというのはちょっと前まではマナーの一つでした。お蕎麦やタオルなどを持って一部屋事回る…なんてことは普通に行われていました。今でもアパートではなく一軒家に住むような人はあいさつ回りをすることが多いです。

ですが、今となっては単身者のアパートではあいさつ回りをしないことの方が普通です。これは男女問わず、しない人の方が多いです。

私は男性ですが、これまで4回単身用アパートに住んでいます。一回もあいさつ回りはしたことがありませんし、逆に一回も引越しのあいさつをされたこともありません。それで困ったことがあるかと言えば、特にありません。

この記事を書くにあたり何人か女の子にアパートに住むときに挨拶しなかったことで困ったことがあったか聞いてみましたが、特に困ったことはないとの答え。
アパートに住んでいる人とすれ違った時に挨拶する程度に留めているという答えばかりでした。

引っ越しの挨拶はアパートで必要か?

引越しのあいさつは必要か、不要か?
結論から言うと「基本的には不要」です。今の40代以上の親御さんの世代は引越しのあいさつをした方がいいと思われる方も多いかもしれませんが、逆に特に女の子は挨拶することでかえってストーカー被害などに繋がってしまうケースもあるので、しない方が安全とまで言われています。
ちょっとドライな言い方になりますが、引越しのあいさつをしないことで「全くの赤の他人」の関係でいる方が暮らしやすいと感じる場合も多々あります。

この辺りは「いやいや、逆に最初に挨拶しておいた方が安心だ」という考えもありますが、やや身もふたもない言い方をすると、挨拶一つでそこまで何かが大きく変わることはありません。でも、挨拶しないことで失礼になるんじゃないかと頭の中でモヤモヤするのであれば、例えば土日の午後の時間帯など訪問してもあまり迷惑にならない時間帯に一度挨拶するのはアリです。
砕けた言い方をするならば「してもしなくてもどっちでもいいから、面倒ならしなくても大丈夫。ただ、どうしても気になるならサラッとあいさつしちゃった方が自分の気持ち的にも楽になるよ」という感じです。

ただ、大家さんや管理人さんには挨拶をしておいた方が後々のことを考えてもいいですね。
大家さんなどに挨拶しておくと、例えばゴミ出しの時に面倒なことを言われにくくなりますし、部屋の退去の時や更新の時などに少し融通を効かせてくれるかもしれません。また、有事の際に連絡することにもなるため、1回のあいさつで色々と楽になることも多いです。
最近は不動産会社や管理会社の方と接するだけで入居できますが、もし挨拶できそうならしておいた方がいいでしょう。

アパートで引越し挨拶をしないと困ることってあるの?

引越し挨拶をした方がいい場合、つまり引越し挨拶をしないことで生活面や治安の面で何か困ることはあるのでしょうか?

1つは自分自身の暮らしの中で特に隣の人に迷惑になりそうなことをしそうな場合は挨拶しておいた方がトラブルを避けやすくなることです。
例えば、家に帰ってくるのが夜遅くなるので夜が更けてからも生活音がしてしまいそうなときはあらかじめ伝えておけば、隣人からのクレームを防ぎやすくなるでしょう。
普通に静かに過ごしているつもりでも、意外とくぐもった音が隣に伝わることもあります。(逆にとなりから伝わってくるときもあります。)アパートに住む時はお互い様ではあるものの、やっぱり一言伝えておくと「まぁ、しょうがないか」と思ってくれる部分もあります。

もう1つは隣に住んでいる人がどんな人か知っておきたい場面が出てきたときに顔を知っておくと安心できます。例えば夜中に男女の怒鳴り声が聞こえてきたりしたら、ビビりませんか?
その時隣に住んでいるのがそもそも男性か、女性か知っておくだけでも安心できます。どんな人がアクションを起こしているか頭の中でイメージできると、余計な不安も軽減されます。もちろん挨拶をしてなくてもその場で管理会社や大家さんに連絡して対処してもらえばいいのですが、相手のことを何も知らないと自分の中でマイナスな方向の妄想がどんどん広がっちゃったりします。
私も時々隣の部屋にカップルが来た時に、普通の会話なのかちょっとエスカレートしている喧嘩なのか判断に困ることもあります。こういう時は「隣の人がどんな人か知りたいなあ」とよく思います。

まとめ

ここで単身者がアパートで引越しして挨拶をした時のメリットデメリットをまとめてみました。

挨拶をすることによるメリット

  • 自分の暮らしにおける不安点を先に説明することでクレームを回避する
  • どんな人が住んでいるか知ることができる安心感がある
  • 礼儀を尽くしていると自分の中で納得できる
  • 挨拶をすることによるデメリット

  • 必要ない時に話しかけられたりと、面倒な人間関係に発展する可能性がある
  • (とくに女性の場合)ストーカー行為などに発展してしまう可能性もある
  • あいさつしたからと言って特にプラスになるようなことはほとんどない
  • 一応それらしい理由をあげましたが、引越しのあいさつをしたことで(あるいはしなかったことで)何かプラスになるようなことはほとんどありませんし、マイナスになるようなこともほとんどないです。やってもやらなくても同じなら、特にやる必要はないというのが今回の記事の結論です。

    現実的に例えば親御さんが挨拶をしろ、とうるさいのであればサラッと挨拶してしまうのも一つですし、逆にどんな人が住んでいるかもわからないし、粗品を準備したり挨拶をするのが面倒だと思えばしなくてもいいです。