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図書館バイトの仕事内容!私が経験した10個の仕事とは?

図書館バイト図書館でのアルバイトは、利用側から見える貸出、返却の受付業務以外にも色んな仕事内容があります。私自身3年間アルバイトをしてきましたので、どんなアルバイトの仕事があるのか、私が体験した10個の仕事をご紹介します!

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図書館バイトの10の仕事内容

私が図書館バイトをしていたときにやっていた主な業務は以下の通りです。

  1. 貸出・返却の受付
  2. 利用者からの図書請求処理
  3. 新着雑誌の配架
  4. 新着本の配架
  5. 書棚清掃
  6. 本の清掃
  7. 本の移動
  8. 図書館説明イベントの補助スタッフ
  9. 不明本探し
  10. 本の棚卸し

一つ一つどんな感じなのかお伝えしていきます。

1.本の貸出・返却の受付

受付はよく見ていると思うので、イメージが湧きやすいですよね!利用者の方への本の貸出や返却の処理です。

本の貸し出しは、カウンターに持ってきた本のバーコードをスキャンして、貸出状態にして、○月×日までに返却してくださいと利用者に伝えるのが基本的な流れです。
本の返却は、持ってきた本のバーコードをスキャンして、期限内に返却されていればOKですし、期限が過ぎていれば、口頭注意か何らかのペナルティを与えることもあります。お店でよくあるCDやDVDの返却で期限オーバーしてしまうと延滞金が発生するので、クレームを受けがちですが、図書館の場合は、何日か図書の貸し出しが出来ないなどのペナルティが大半なので、利用者の方に注意をしても逆切れされたりすることはほとんどないです。

図書館によってはパソコンや自習室を利用するために、受付で手続きをしなければいけないこともあり、そうした手続きを処理する仕事もあります。

2.利用者からの図書請求処理

利用者の方が自分の借りたい本を自力で探し出せればいいのですが、とにかく本が大量にあるので、目当ての本があっても探し出せないこともよくあります。そういった時は、スタッフが本を探します。また、一般の利用者が入ることのできない地下に本が所蔵されている場合は、本のタイトルや本の情報(図書分類法という本に振られている情報)をもとに、本を探し出すこともあります。図書館に行く機会があれば本の背表紙に「547.8 イ」というような番号が振られているので、見てみてください。基本的にはそういった番号をもとに探し出します。

また、「こういった本を読みたいんだけど…」といったようなお問い合わせはバイトは対応しないで、資格を持った司書さんの役目になります。バイトが対応するのはあくまでもタイトルなどがわかっているけど、書棚の中から探せない場合です。

3.新着雑誌の配架

配架とは本や雑誌を書棚に置くことです。大学の図書館など大きな図書館では、毎日ものすごい数の雑誌が来ます。特に日本の雑誌だけでなく、海外の雑誌もそろえているところは数が多くなります。よく書店で見かけるような雑誌などは本当に一部なんですよ!少ない時でも一日30冊くらい、多い時だと100冊以上も一日にやってきます。

4.新着本の配架

雑誌だけでなく、本も毎日やってきます。大きい図書館であればあるほど、予算もあるので、本がたくさんきます。新着本は利用も多くなるので、出来るだけ早めに書棚に配架してあげたいですね。

5.書棚清掃

書棚は本の汚れやほこりなどでじわじわと汚れていってしまいます。書棚が汚れると本も汚れていくので、衛生的にもよくないですよね。書棚を清掃するときは本を全てどかさないといけないのでそんなに頻繁には行われませんが、図書館休館日などの利用者さんが入ってこれない日やあまり人が入ってこない地下に所蔵されている本の書棚は書棚清掃をやることが多いです。本は傷みやすいので、水拭きとから拭きで丁寧に磨きます。

6.本の清掃

利用者が気持ちよく利用してもらうのももちろんですが、実は本って油断するとカビが生えてきちゃうんです。特に古い本はカビが生えやすいので、定期的に本を清掃する必要があります。本のカビが見つかるとその周辺の本や棚にもカビが移っていくこともあるので、本の清掃も丁寧にやらないと結構悲惨なことになります。

7.本の移動

図書館の書棚は数が決まっています。でも、毎日新しい雑誌や本が入ってきます。なので、本を移動しないと詰まってしまいます。そのために、あまり読まれなくなったり、古くなったりした本を処分したり、別の図書館に移したりします。本がなくなってぱっくりスペースを空けると利用しにくいので、全体的にスペースが空くように、本を動かします。

ただ本を動かすだけと思いがちですが、本を動かすときはセットで書棚清掃、本の清掃をやることも多く、本を荷台に乗せる⇒書棚をふく⇒本をふく⇒荷台で別の書棚へもっていく⇒本を置く…を延々にやるので、正直結構疲れます。大きな図書館だと一日で終わらないので、何日もかけて本の移動(図書館の中では書架移動と呼びます。)をやります。

8.図書館説明イベントの補助スタッフ

めったにありませんが、図書館の館内を案内したり、図書館にある検索システムの使い方を説明するイベントがあることがあります。メインの進行はバイトではなく職員さんですが、補助的に参加してお手伝いすることがあります。全くの初心者に教えるので、ちょっとしたことでも感動してもらえて、結構気持ちよくなれます(笑)

9.不明本探し

図書館の本は置く場所が決まっているので、全く関係ないところにおかれると、本を探せなくなってしまいます。そんなどこに行ったか分からない本を探すことがあります。

探すといっても、ものすごいアナログな方法で探すことが多く、書棚に置いてある本を一つ一つ目で見ていって発見するしかありません。見つかったらラッキーくらいの感じで探します。

10.本の棚卸し(たなおろし)

本当は100冊あるはずなのに、確認してみたら、95冊しかなかった…みたいなことを発見するために本の棚卸しをします。また、本そのものはあっても返却処理を漏らしてしまい、貸出状態のままで本棚に戻ってきてしまっているようなパターンもよくあるので、そういった確認も兼ねてますね。

本の棚卸しはそんなに頻繁にはやりません。大体図書館の休館日に一般の利用者さんが入ってこれない時に職員さんも含めて一斉にやってしまうことが多いです。

まとめ

今回は私が図書館バイトをしていたときの主な業務を10個紹介しました。実は結構やることが多く、あんまり暇なときはないですね。もちろん図書館の大きさや募集内容によっても
違ってくると思うのですが、大体こんな感じのイメージです。

これから図書館バイトをやろうと思っている人は是非参考にしてみてくださいね!